経営戦略からIT戦略を立案することが本当に必要か 5
色々書いてきましたが、最後に・・・・。
ITを戦略的に活用するために経営(事業)戦略を明確にし、それを
実現するための情報システム計画を立案するわけですが、
作成した戦略書類や計画書に固執するのはナンセンスです。
戦略やそれを実現するための戦術(システム化計画等)は、状況
に応じて変化します。戦略が競争優位を築くためのものであることを
考えると、相手の出方次第では変化せざるを得ない場合もあります。
多くの場合、戦略はそのままであっても、その実現策である戦術
部分の変更はよくあることです。
大切なのは、一度立案した戦略や計画に固執して、最後までやり
きることではなく、変化にきちんと追随することです。IT部門の要員が
自らの業務を遂行するに当たり、経営戦略や事業環境などを
適切に把握し、ITがどうあるべきかを考えるという思考パターンを
身に着けることです。つまり、戦略から情報システム計画を立案する
際に行っていたことと同じことを、絶えず行うことが必要ということです。
戦略が変化する、ビジネスモデルが変化する、そのたびに「戦略的な
思考」を働かせ、変化に対応するにはどうあるべきかを考えることが
できることが大切です。
もちろん戦略的な判断を実際に下すのは、経営TOP、事業責
任者、ITに関することであればCIOであったりです。ITスタッフ
は、そういう観点で経営、事業運営がなされていくし、ITがそれに
柔軟・迅速に追随することが期待されていることを理解した上で、
経営や事業の支援にあたることが大切です。
(少なくてもプロジェクトで重要な役割を担う中堅クラス以上は・・・)
IT部門の人員にその力がどれだけ身につけられるかで、企業
としての「ITの戦略的活用力」が決すると思います。
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