経営戦略からIT戦略を立案することが本当に必要か 1
このブログの主旨は、経営戦略の実効性を高める情報システム計画の
あり方を検討することです。そこでは、ITは経営戦略と整合性を維持す
べきであるとし、そのために経営戦略からIT戦略や情報システム計画を
落とし込むことが重要であるというスタンスを取っています。
この「ITは経営戦略と整合性を維持すべき」という考え方は、近年では
セミナーなどでも良くテーマに取り上げられ、多くの共感や支持を得て
いる考え方です。しかしその一方で、具体論としての「経営戦略から
IT戦略や情報システム計画を落とし込む」ことについては、懐疑的な立
場を取られる方もおられます。
このような懐疑的な立場を取られる方の中心となる意見は、「経営戦略
は一定期間固定ではなく、状況に応じて柔軟に随時変化する。一方、
情報システムにはあまり柔軟性がなく、戦略に追随して形を変えるのは
至難の業である。折角苦労して経営戦略からIT戦略や情報システム計
画を立案しても、それを形にすることができないのなら、計画作業を行う
意味がない」というものです。
この意見は、現実を表しており、もっともな意見のように感じます。
ただ、この意見はあくまで「現状・これまで」の状況を肯定した立場での
意見であり、ゼロベースで「どうあるべきか」と考えた場合、この「現状・
これまで」が最善であるという意見ではないと考えています。ITの活用
範囲が広がり、ビジネスの成否に大きな影響を与えるようになった現状を
考えると、ITとビジネス(経営戦略)の融合について、どうすれば実現
可能かを再検討することが重要になってきていると思います。
ただし、この問題を考える場合に、二つに別けて考えることが必要です。
一つは、「経営戦略からIT戦略や情報システム計画を落とし込むべきか」で
あり、もう一つは「ITを戦略変化に如何に対応させるか」についてです。
今日から何回かに別けて、この問題について考えてみたいと思います。
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