JUASのITガバナンス2007 まとめ
ここ数日、JUASのITガバナンス2007の中で聴講したセッションの感想を
記載してきましたが、セミナー全体の感想を総括をして、本日で一旦終わり
たいと思います。
全体的な印象としては、このセミナーは、「ITガバナンス2007 ~ビジ
ネスイノベーションへの挑戦」という名称になっていますが、名前と内容が
いまいちしっくりきていない印象を受けました。パンフレットに記載されて
いる「みどころ テーマ別コンテンツ構成」という図があり、そこでは、様々な
課題解決を通じて最終的に「企業競争力強化・企業価値向上」を実現すると
いうことが書かれています。組まれているカリキュラムを見ても、「企業競争
力強化・企業価値向上」に関する今日的なテーマが並んでおり、内容的にも
「企業競争力強化・企業価値向上」の方がしっくりきます。
カリキュラムの内容としては、JUAS主催ということもあり、各企業の事例が
豊富に紹介されています。多くのセミナーがメディアとベンダーが主催し、
広告、マーケティングが主体となっていることと比較すると、一線を画して
いると思います。事例など各企業の取り組みや問題点など生の声を聞く
ことができる場として、非常に有意義なセミナーであると思います。
また、プレゼン型式のセッションだけでなく、出席者全員で討議を行うと
いうディスカッションテーブルという型式も行われていました。主旨は
すばらしいと思いますが、なかなか運営が難しかったように感じました。
テーマをかなり絞り混み、出席者に事前に前提条件、テーマについての
諸定義、および当日の議題を提示しておくなどの運営上の工夫がもっと
必要であるように思いました。私はこのディスカッションテーブルについて
否定的ではありません。以前から、このような型式をとられていたのか
どうか知らないのですが、改善をしつつ今後も続けていただきたいと
感じました。
出席者数はどれほど多くなく、込み合うこともなく比較的ゆったりと話を聞く
ことができました。参加料が2日間で5万円もするため、出席者が絞りこま
れているのかもしれません。参加料はもう少し安くてもよいのではないかと
感じますが、より良いスピーカーを集める、快適な環境を作る、出席者を
選ぶなどの様々な面を考慮すると一長一短という感じでしょうか。
先にも記載しましたが、現在の各社のITに関する課題や取り組み状況など
リアルタイムで話を聞くことができる場として、非常に有意義であったと思い
ます。事業会社にお勤めの方は、他社の事例などになかなか接することが
少ないでしょうから、なおさらこのような場は重要ではないでしょうか。
私のようなコンサルタントという立場の人間にとっても同じことです。
コンサルタントは、依頼いただいたクライアント先の状況は把握していますが、
それ以外の企業の状況など幅広く認識できているわけではありません。
コンサルティング会社としてワールドワイドでの事例を集め、自社の事例と
して示されている場合でも、コンサルタント個人としてみれば、その数は知れ
ています。
企業毎に課題に状況も問題・課題も異なっており、それらを事例に接する
ことは非常に有益です。事例を伺っていると、自分の専門分野でも、考え
させられること、気付きをいただくことが沢山あります。過去の自分の経験
からは得られない着目点を得られることが、何よりも刺激になります。
問題は、時間の確保でしょうか。今回は時間が取れましたが、来年は
どうでしょうか。何とか時間を作って、また参加したいと思いました。
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