経営課題と重点施策の違い ~設定レベル感~
これまでに、経営戦略の整理から重点施策の整理までの作業の
進め方の概要を解説してきました。その都度、例を示しつつ進め
て来ていますが、一旦整理が必要かと思います。
これまでの例では、次のような経営戦略から施策への詳細化が
行われています。
+製品の価格競争力をUPする。 @100⇒@85
+製造方法をAからBに変える 製造原価40⇒28
+原材料の??から??への変更 原材料費XX⇒XX
+ その原材料の取扱い業者の抽出
+ 業者の基礎調査 (信用、過去の取引実績、・・・)
+ 検討対象業者の1次選定
+ サンプル品取り寄せ、品質調査
+ 調達力調査
+ 価格調査
+製造工程の??から??への変更 加工費XX⇒XX
+
+協力会社の選別と集約 外注加工費XX⇒XX
+
+?????の低減 製造間接費XX⇒XX
+ ・・・ 等々
上の例の場合では、「製品の価格競争力をUPする。@100⇒@85」が
経営課題であり、それ以下の項目が施策になります。
取り組みを進めていて、「経営課題と重点施策は、どこがちがうの
ですか?」という質問をよく受けます。上の例を見ても、経営課題と
施策の切り分けは、実は明確ではありません。
しいて言えば、以下のようになります。
○ 経営者へのインタビューの結果洗い出されたものが経営課題
○ その後の実現策の検討で洗い出されたものが施策
価格競争力の向上のためには製造方法の変更が必要ということが
経営戦略の整理の過程において明確になっている場合は、「製造
方法をAからBに変える」は経営課題となり、その実現方法を具体的
に検討し導き出した「原材料の??から??への変更」「製造工程の
??から??への変更」が重点施策になります。
上記のように、現状認識やそれまでの検討状況に応じて、経営課
題や重点施策のレベル感というものは異なります。状況に応じて
都度判断し、適切な整理作業を行う必要があります。
望むらくは、経営戦略の整理の中で、経営課題として「製造方法をA
からBに変える」ぐらいのレベルまでの目処がつけられ、その後の重
点施策の洗い出し作業の中でのシミュレーションなどの検討の中で
「原材料の??から??への変更」「製造工程の??から??への
変更」などが洗い出される(あらあら見極めれる)のが理想的です。
このブログの TOPへ
********************************************************
当ブログは、インタープレイコンサルティング株式会社 の柴崎知己が
主催する「経営に貢献するITのあり方」や「ITの戦略的活用」に関して
検討するブログです。
【過去記事の一覧はこちら】
当ブログのメインテーマである「経営に貢献するITのあり方」や
「ITの戦略的活用」に関する記事の一覧は、以下を参照ください。
『ITの戦略的活用についての検討の軌跡 (掲載記事一覧) 』
日々思うこと、旅行記、グッズ紹介など、その他の記事の一覧は、
以下を参照ください。
『その他記事 掲載記事一覧 』
********************************************************
当ブログの主テーマである「経営に貢献するITのあり方」や「ITの
戦略的活用」の実現方法、IT戦略の立案方法について記載した
書籍の紹介ページはこちら 。(目次を全文掲載しています)
********************************************************
Copyright(C) 2007 Tomomi Shibasaki. All Rights Reserved.
