職業倫理観について | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

職業倫理観について

 

先日、ニッポン放送株を巡るインサイダー取引事件で、証券取引法
違反の罪に問われた村上ファンド元代表・村上さんの判決が東京
地裁でありました。

 

私は法律について専門でないため、判決や量刑の妥当性などは
分かりません。もしかしたら村上さんが主張するように、無罪なのか

もしれません。ただ、プロフェッショナルとして仕事をする上で、裁判

になるような疑惑をもたれるような行動をとったこと自体、よろしくな

かったのではないかと思っています。

 

  
仕事内容は全く異なりますが、コンサルタントという仕事も、クライ
アント企業の機密に触れることが多々あります。上場企業の事業
再建などやっていると、ほとんどインサイダー情報ばかりです。

 

そのような仕事をするにあたって、コンサルタントは担当企業の
株式をもつべきでないと私は考えています。クライアント企業からの
インセンティブとしてストックオプションが送られる場合などもあるか
もしれませんが、基本的にはクライアント企業の株式は持つべきで
ないと思います。

 

「インサイダーにならないように万全の注意を払い、取引をするの
であれば良いではないか」という意見もあるでしょう。本人の判断で
「万全の注意」を払っていたとしても、他者から見た場合に、妥当
なのか、そうでないのかは、意見が分かれるのではないかと思い
ます。つまり、グレーな部分が残るのではないかと思います。

 

グレーを是とするか、非とするかは、法律によって決まることでは

なく、各個人の倫理観によって決まる部分も大きいのではないかと

思います。プロがプロであるためには、他者から見て疑いをもたれる

ようなグレーな状況に身をおかないように自分を律することが、

倫理観として必要ではないかと思います。

 
私も株式取引をやりますが、これまでクライアントの株式をもったこ
とはありません。また、妻が公認会計士なので、彼女が所属する監
査法人のクライアント企業の株式も持ちません。(持たないという
よりは、監査法人のルールで配偶者も含めてクライアント企業の株
式はもてないことになっています)
そういう倫理感に基づいたルールの範囲で、株式投資をしています。

 

 

誘惑はあまたありますが、プロフェッショナルとして身を律することを
忘れてはならないと、あらためて思わせる事件でした。

 



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