コンサルティングツールは魔法の杖ではない
昨日問題点整理のための強力なツールである問題点構造図を
紹介しました。ただし、問題点構造図は、自動的に問題点の整理を
行ってくれるツールではありません。何を問題と捉え、その因果関
係の判断は、そのツールを使用する人が行う必要があります。
複数の同じ問題点を分析しても、一人って描き出される問題点構
造はバラバラです。「どの問題がこの問題の原因なのか」、それを
判断するのは人であり、その判断は人により異なります。同じ調
査を行った場合でも、その人の過去の経験や問題の捉える傾向
などのより、問題の構造認識に違いが生じます。
例えば・・・
先入観が強く、頭が固い人が描くと直線的な問題点構造図になる
ことが多いように思います。
優柔不断で決断力がない人が書くと、ありとあらゆる箱が線で結
ばれ、構造が見えない問題点構造図になりがちです。
コンサルタントが使用するツールの多くは、それを使えばおのずと
答えが導き出されるようなものではありません。あくまで分析などは
人が行い、コンサルティングツールは結果を表現するにすぎません。
ただし、よくできたツールは、この「検討の結果を、第3者にわかり
やすく見せる」ということに秀でています。
「この第3者が見てわかりやすい」という特徴が誤解を生み、その
ツールを使えば答えが自動的に導き出されるかのように思ってられ
る方もおられるようですが、それは間違いです。
問題点構造図は単純で強力なツールですが、使いこなすためには
訓練(慣れ)が必要です。繰り返し、繰り返し使用することで、問題の
捉え方、検討方法が、あなたの中で整理されてきます。そうなれば、
問題点構造図もあたなにとって使えるツールになることでしょう。
このブログの TOPへ
********************************************************
当ブログは、インタープレイコンサルティング株式会社 の柴崎知己が
主催する「経営に貢献するITのあり方」や「ITの戦略的活用」に関して
検討するブログです。
【過去記事の一覧はこちら】
当ブログのメインテーマである「経営に貢献するITのあり方」や
「ITの戦略的活用」に関する記事の一覧は、以下を参照ください。
『ITの戦略的活用についての検討の軌跡 (掲載記事一覧) 』
日々思うこと、旅行記、グッズ紹介など、その他の記事の一覧は、
以下を参照ください。
『その他記事 掲載記事一覧 』
********************************************************
当ブログの主テーマである「経営に貢献するITのあり方」や「ITの
戦略的活用」の実現方法、IT戦略の立案方法について記載した
書籍の紹介ページはこちら 。(目次を全文掲載しています)
********************************************************
Copyright(C) 2007 Tomomi Shibasaki. All Rights Reserved.
