重点施策の整理 ~問題の核の見極め~
重点施策の整理のための調査作業において、経営課題を実現する
ために障害となっている要因、あるいは十分なパフォーマンスが発
揮できていない部分の原因などを洗い出します。洗い出させた問題
点について、対策(施策)を立案することが、重点施策の整理作業の
目的ですが、洗い出された全ての問題について対策を立案するわ
けではありません。
調査の結果洗い出された問題には、対策を行って意味のある問題と
意味のない問題が混在しています。その切り分けをした上で、意味の
ある問題について対策を立案することが必要です。
対策を行う意味のある問題のことを「問題の核」と読んでいます。
なぜ「核」かというと・・・・
通常問題には、依存関係が存在します。依存関係というと難しそう
に聞こえますが、「ある問題の原因となっている他の問題がある」と
いうことです。「問題Aの原因となっている更なる問題B」、さらに、
「問題Bの原因となっている更なる問題C」というように原因を掘り
下げ、これが根本的な原因であろうという問題点が、「問題点の核」
となります。
表面的に見えている問題に対して対策を実施し、解決したとしても
根本的な原因が改善されない限り、また問題は再発します。真の
問題の解決(経営課題の実現)のためには、問題の核を捉え、それ
に対する対策を打つことが重要です。
これは、トヨタの改善活動の「”なぜ”を5回繰り返せ」と同じことです。
経営戦略の実現のために必要な経営課題を実現するために、何を
改善する必要があるかというのは非常に検討領域が広く、多種多様な
課題(問題)が存在します。その多種多様な課題(問題)から、問題の
核を整理するためには、頭で考えていてもうまく整理できるものでは
ありません。この整理を効率的に行うツールが問題点構造図です。
イメージ図は、以下を参照ください。
~経営戦略の実効性を高める~ 情報システム計画の立て方・活かし方
P108~P109 図4-3-1 問題点構造図
問題点構造図とは、洗い出された問題点の因果関係を図式化した
ものです。問題点が箱で記載され、問題点間の因果関係が、箱を
矢印で結ぶことで表現されます。矢印は、ある問題点から原因と
なっている問題点に向かって記載します。このため、矢印が集まっ
てくる箱があれば、それが問題の核である可能性が高いです。
問題点構造図を記載することで、問題の構造が見える化され、問
題の核が目に見えるようになります。
お試しください。
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