経営者は,戦略が可視化されるとうれしい | インタープレイ コンサルティング 株式会社  Blog

経営者は,戦略が可視化されるとうれしい


数日にわたってバランス・スコアカード(BSC)を使用した戦略
整理について記載してきました。なかなか難しい作業ですし、
多くの方にとってあまり経験のない作業だとも思います。
そういう作業について、手順や考え方、中止すべき事項など
拙書『情報システム計画の立て方・活かし方』の中で説明を
していますが、そこで書ききれていないことを中心に、このブロ
グで書いてみました。限られた字数で表現する中で、どれだけ
お伝えできているのか不安がありますが、読んでいただいた方
は、どのような感想をお持ちになられたでしょうか。

 

こういう自分の考えや想い、アイデアなど他の人に伝えることは
非常に難しいですね。これは、伝える側の表現力の問題と、受
け側の感じ取る力の双方がうまくかみ合わないと、正しく物事が
伝わらないということにあるように思います。

 

出した情報がどのように受け取られるかは、受け取る側の過去の
経験や知識、関心の度合いなどにより異なるのだと思います。
様々な年齢、経験の人が入り混じる企業の中で、経営者が戦略
を方針として説明し、組織に徹底させることに難しさやもどかしさを
感じているのもうなずけます。


昔から「百聞は一見にしかず」といいます。映像の方が情報量が
多いからなのか、認識しやすいから、あるいは事実と感じてしまい
易いからなのかわかりませんが、確かに「百聞は一見にしかず」
と思います。戦略なども映像でドラマ仕立てにして社員の方々に
見てもらえば、より伝えやすくなるのかもしれませんね。

 

(今のところ、時間とコストの面で実用的でないと思いますが、将来、
簡単な操作で登場人部やストーリーを組み立てて、コンピュータ
グラフィックで映像化されたドラマができるようなツールでも発売さ
れれば、試してみる価値はあるように思いますね)

 

BSCは、言葉や文書と比較すると、戦略をビジュアルに表現して
いると思います。戦略を実現するための課題とその達成時期、
改善点とその改善度合い、およびそれら課題間の関連などが
コンパクトに1枚の紙の上で表現されます。
ドラマ仕立てのような臨場感や、見ればわかるというほど簡単な
表現ではありませんが、口頭のみ、あるいば文章のみよりは
ポイントを伝えやすくなっていると思います。

 

過去、何枚ものBSCを作るお手伝いをさせていただいており
ますが、多くの経営者や事業責任者の方が、自分が考えている
戦略がBSCで1枚の紙に表現されることに、うれしそうな顔を
されるのを見てきました。戦略を表現し、伝えることの難しさを
痛感されているからだと思います。

 
戦略をBSCでわかりやすく表現し、社内での認識の共有化を
図るということは、ITの戦略活用だけの話ではありません。
そもそもは、戦略(事業計画)立案から社内への方針展開の
話であり、経営企画などが行うべきことでないかと思われるかも
しれません。

 

しかし、私の実経験として、
戦略整理、方針展開、その後のPDCAの運用までを、IT企画
担当者が経営企画などの戦略部門と一緒に行うことに、ITの
戦略活用実現のポイントがあると思います。ITを戦略的に活用
しようとする方の少しでも参考になればと思います。

 

 

 
BSCを用いた戦略整理について、細かく書き出すときりがない
のですが、その作業内容についてより詳細を必要とされる方は
拙書『情報システム計画の立て方・活かし方』を参照願います。

このブログは、経営戦略の整理の次のステップである『重点施

策の整理』作業についての概説に話を進めたいと思います。





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