6ヶ月というシステム計画立案期間は妥当か? その1
「情報システムの立て方・活かし方」では、経営戦略から落とし込む情報シス
テム計画の立て方を事例に沿って具体的に説明しています。その説明では、
戦略の整理からシステム計画の立案までの作業期間を6ヶ月間として記載し
ています。この6ヶ月間という期間の妥当性について、質問をいただくことが
よくあります。
今回と次回の2回に分けて、情報システム計画の計画立案期間について
書こうと思います。
作業期間は、対象とする企業規模、事業数、戦略の明確さ、当該作業の実
施経験(回数)、作業スタッフの習熟度などにより大きく影響を受け、一概に
どれぐらいの期間が妥当かという答えはありません。しかし、情報システム
計画の活用方法の違いにより、いくつかのパターンに分けて作業期間の
めどを示すことは可能です。
本書で記載している情報システム計画の立て方には、大きく分けて2つの
活用方法があります。ひとつは、大規模なシステム再構築の場合、もうひと
つは年度、年度の経営計画の一部としての情報システム計画の立案に活
用する場合です。
① 大規模なシステム再構築の場合
基幹システムの再構築など将来の事業環境を見据えた大規模なシステム
刷新の場合です。刷新の契機は、老朽化したアーキテクチャーで構築された
システムの寿命の場合が多いのですが、再構築するにあたっては、単に
最新システムへの入れ替えだけではなく、今後の事業インフラとして経営に
寄与する情報システムの構築が期待されることがほとんどです。
しかし、この「経営に寄与する」ということがどういうことなのか、寄与する
ためには具体的にどのような情報システムでなければならないのかという
ことが不明瞭な場合に、本書にあるような今後の経営戦略から情報シス
テムを導き出すというプランニング作業が必要になります。
このような場合、1年程度の期間をかけてシステム計画を立案することは
珍しくありません。2000年問題対応のためにERPを導入した際にも、
半年~1年程度の検討作業、その後1年~1年半程度の導入作業という
スケジュールが多かったと思います。
本書の情報システム計画でも、大規模なシステム再構築のような場合は、
1年程度の計画立案期間を想定しています。
つづく
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