先日受けたセミナーで聞いたお話です

講師の方が娘さんに、

「よし、今度、お父さん、がんばるよ」

といったら、

「あぁ、お父さん、『がんばる』なんて、ほんと昭和ねぇ」

と言われてしまったそうなんです

娘さん自身はあまり深くは考えていなかったのかもしれませんが、これは時代の流れ、価値観の変化を如実にあらわしていると感じました

もう、「がんばって」、どうにかなる時代ではないのですね

また、「がんばっている」お父さんの背中をみせても、若い世代には伝わらないのでしょう

その講師の方も、現在の35才ぐらいを境に、このあたりの考え方に変化が起こっていると考えていらっしゃいました

がんばるのが良いのか、悪いのかは別にして、そこらへんの日本人の価値観は大きく変化してきているのは間違いなさそうです

しばらくすると、

『がんばる』

という言葉は死語になっているかもしれませんね

という同じく昭和の私も、最近は、『がんばる』に違和感を感じていました

例えば、マラソンの時

沿道の方の「がんばれー」という応援はほんとうに有難いのですが、
心の中で、

「いや、がんばっていないよ。楽しんでるよ」

と感じることがあるんですね

なんか、「がんばる」って、

『必死』

って、感じがするじゃないですか?

別に頑張るために走っているわけではないですしね

楽しくなければ、わざわざ遠くまでいって、42kmも走らないですし

ただ、先日、この

「がんばれ」

が、心に染みたことがありました

それは、12月の那覇マラソンでのこと

35kmを過ぎて、給水しているときに、沿道のおばさんから、

「お兄さん、キツイだろうけどあと少しだからガンバッテ!」

と声をかけてもらいました

その時は、レースの終盤、気温も上がってきて、カラダもバテバテで
ほんとうに辛い時だったので、

「ガンバッテ」

という言葉が、すぅっーーっと入ってきて、

「はい!がんばります。ありがとうございます」

と素直に返すことができました

それからペースを落とさずに走り切れたのも、あの言葉があったからだと思っています

適切な時にもらう、適切な「言葉」にはパワーがあります

自分の「がんばり」度合いはともかく、他人に

「がんばれ~」

と声をかけてあげるのは、タイミングを見計らった方が良さそうです