カジュアルフライトシミュレーターの一大傑作(だった)Sky Gamblers: Air Supremacyに、まさかのアップデートが来た。まだ開発が続いていたようで、ちょっと驚き。
このゲーム、続編としてWWIIを扱ったStorm Raiders、冷戦時代を扱ったCold Warと、2作も出ている。特にCWは戦闘機のジャンルも被りがちなのだが、実際のところ、ミサイルの性能や機体性能を諸々合わせて考えると、パイロットの腕がヘッポコでもそこそこ楽しめ、上手ければ機体性能の差も覆すことが可能であるという意味で、SGASが最も優れた作品(だった)。
ところが今回、その評価を見直す必要に迫られると言って過言では無いほどの、過激なアプデが行われた。俺Tueeしたい向きには良いアプデだろうが、それとはやや異なる趣味を持つiPadGamerには、結構辛いアプデと言えるかも・・・。
今回のアプデの特徴について、軽い方から行こう。まずクラスが細分化されたこと。今までのWWII、ベーシック、エボ、エースのクラスに加え、スペックオプスとプロトの2つのクラスが追加されている。スペックオプスはスペシャルオペレーションズ、プロトはプロトタイプの略かな?
また、オンラインの部屋を立てる際、これまではクラスことの制限しかかけられなかったが、個別の戦闘機ごとのフィルタリングもできるようになっている。
戦闘機の制限がある場合、このような表示が出て、他の機体では部屋に入れない。
マルチプレイに、UFO母船内部のマップも追加されている。狭い通路で戦うので、プロト機以外はかなり不利。(無理?)
さて、追加機体の話をしよう。今回、エース、スペックオプス、プロトに4機が追加された。
エースに追加されたRFVNDT、ヴェンデッタ。重攻撃機と行った印象で、機体は頑丈だが旋回性はかなり低い。
ちなみに、各機体のステの一番下に、謎のステが追加されている。ヘルプにも載っていないのだが、これは何だろう・・・?
スペックオプスに追加されたRFINTD、イントルーダー。
上昇限界高度が高いのが特徴。地形によっても違うが、当方の愛機F16が大体6万フィート前半くらいで失速するところ、イントルーダーなら8万以上も大丈夫。・・・しかし、後述のUFOなら9万以上行けるので、凄くはない。
プロト機に追加された、今回の目玉機体が、UFO01X、エクリプスである。キャンペーン2の最後に出てきていたので、実装は簡単なんじゃないかと思っていたら、本当に実装されてしまった。エクリプスなんて名前はついているが、UFOとしか呼ばれないことは想像に難くない。
ちなみにこのUFOは、課金機体ではなく、ゲーム内で手に入る(キャンペーン2を購入している必要はあるが)。比較的良心的・・・なのか、アタマがどうかしているのかどうかは定かではない。
「キャンペーン11のミッション2をクリアすればロック解除」なんて書いてあるが、これはミスプリ。実際は、キャンペーン2のミッション11をクリアすればゲットできる。既にクリアしていて入手できていない場合は、もう一度クリアしてみよう。当方の場合、それでゲットできた。星の数は無関係らしい。
同じくプロトに追加されたRMPG、ランページ。エイリアンテクノロジーを活かした機体らしいのだが・・・。有料機体なので、キャンペーン2さえ持っていれば追加料金無しにUFOが手に入る中では、どうなの感が否めない。
さて、アプデ後の戦場だが・・・大方の予測どおり、早速UFOが溢れかえっている。無課金多くの人が買っているであろうキャンペーン2内で、さほど厳しくない条件で入手できるのだから、当然と言えば当然だが・・・。
その結果、前からSF銀河大戦だったSGASの空が、文字通りのスターウォーズになってしまった。
飛び交うレーザー光線!!シールド展開!!
別のゲームだよ、コレ・・・。
これまでは、マクロスやタロンが相手だとしても、やられながらもそれなりに戦えていた(と思う)のだが・・・。戦う相手がUFOになって、F16では無理ゲーになった。
相手のレーザー光線を3発喰らうと死んでしまう。ヘッドオンでの撃ち合い・・・? 無駄無駄無駄ァ!!!
オンラインの状況がこうなったからには、自分でもUFOを使えば良いのかもしれないが、正直なところ、もう面白いのかどうかよく分からない。SGASは、傑作・・・だったのだが・・・。
このゲームを発売以来ずっとプレイし続けて、Sky Gamblerの称号ゲットにじわじわ近づいてきていたのだが・・・。最終目標である青いエンブレムゲットまで行き着くのかどうか、自信が無くなってきたなあ。