「読書の秋」だ。
(というか、この急な寒さの到来は「冬」といった感じだ・・・)
さて、最近私がハマっている”今時の読書”のやり方を、今回はお伝えしようと思う。
あらかじめ言っておくと、これからご紹介する内容は、今流行りの「速読」や「遅読(ちどく)」といった類いのものではない。
「iPad」と「アプリ」を使った、新たな読書方法だ。
■■■「音声検索読書」■■■
さて、記事タイトルにも書かせていただいたので、なんとなく想像はついたかと思うが、これからご紹介する内容は「音声検索読書(※)」というやり方だ↓
※「マルチコンビネーションアプリ」に引き続き、筆者が勝手に名前を付けた造語であるので、あらかじめご了承願いたい。
この「音声検索読書」とは、読んで字のごとく、読書をしながら、わからないキーワードをその場で都度「音声検索」で調べて、読書を快適にこなしていこうという主旨だ。
・・・・
「なんだ、それってフツーのことじゃん?」
と、感じた方も少なからずいらっしゃることだろう。
ただ、これはあくまで私の予測だが、「音声検索」の方法は知っていても、それを「読書」に特化して、積極的に活用している方は、まだまだ少数派ではないか?と考え、敢えて今回、記事として取り上げることにしてみた次第だ。
(なので、すでに実践している方には申し訳ないので、本テーマは読み飛ばしていただけたらと思う)
【音声検索読書のメリット】
ちなみに、「音声検索読書」のメリットは、「ボタン1つ」と「キーワードの発声」だけで、簡単にキーワード検索ができるため、読書のリズムを中断することなく、1つ1つのキーワードの意味を理解しながら読み進めることができるというものだ。
この方法は、難解な本であるほど効果は高いと思われる。
では続いて、音声検索読書に必要な「アプリ」をご紹介しよう↓
■■■「Googe mobile App」■■■
さて、「音声検索読書」には、次の無料アプリを使用する↓
↑既にご存じの方やダウンロード済の方も多いと思うが、Googleが無料で提供する「Googe mobile App」というアプリだ。
このアプリは、様々なGoogleソフトとリンクしている優れものだが、なかでも突出している機能が「音声検索機能」だ。
この「音声検索機能」をうまく活用できれば、難解な本であっても、「読破してみよう」というチャレンジ意欲が湧いてくることだろう。
というわけで早速だが、次の本を事例に、音声検索読書のやり方をお伝えしていこうと思う。
■■■「音声検索読書」の具体的なやり方■■■
↑こちらは、「iPad電子書籍アプリ開発ガイドブック(定価:本体3400円+税)」だ。
興味本意で先日購入してみたのだが、予想通り、最初からわからない言葉だらけの本だった・・・
たとえば、
「コンパイラ」
「デバッガ」
・・・といったように、私がプログラムに疎い(うとい)せいか、このような初歩的な言葉?ですら、サッパリわからない状態だった。
そこで試しに、「コンパイラ」というキーワードを使って、これから音声検索読書の流れを解説してみたいと思う。
【音声検索読書の作業フロー】
①まず、「Googe mobile App」をあらかじめ立ち上げておき、虫眼鏡ボタンをタップする↓
②読書をしながら、わからない言葉に出会ったら「音声検索」ボタンをタップする↓
③キーワード(ここでは「コンパイラ」)をつぶやく↓
④アプリが音声を認識した後、「コンパイラ」の検索結果が表示される↓
⑤赤ペンでキーワードの検索結果を本に書き込む(この流れを繰り返す)↓
↑このように、片方の手には「本」を、もう片方の手には「赤ペン」を持ちながら音声検索を行い、必要に応じてメモすることができるので、読書のスピードが格段に早くなることだろう。
(いちいち、本を机の上などにおいて、キーボードで検索するよりは、格段に早くなるはずだ)
ちなみに、キーワードによっては、キーワードのあとに「とは」という2文字を付け加えて発音することで、よりコンパクトに解説された検索結果を表示させることもできるので、こちらも是非一度、試しにやってみてほしい。
さて、それでは最後に、「音声検索読書」のデメリットについても、簡単に述べておこうと思う。
■■■音声検索読書のデメリット■■■
音声検索読書のデメリットは、「場所が選べない」という点に尽きる。
(他にも細かなデメリットはいくつかあるかもしれないが、私が強く感じたのはこの1点だけだ)
電車の中、喫茶店(カフェ)、公園のベンチなど、普段から、様々なシチュエーションで読書をしている方がおられるかと思うが、残念ながら音声検索読書は「発声」が伴なうため、このような公衆が集まる場所で行うと、他人に迷惑となったり、あるいは自分自身が恥ずかしい思いをしなけらばならなくなる。
すると、実質的に音声検索読書ができる場所というのは、自宅や旅先のホテルなど、”他人のいない空間”で行うということになるだろう。
【デメリットを解消するための秘策】
さて、ではこのデメリットを軽減するにはどうすればいいのか?
私が出した答えは非常にシンプルである。
「自宅の読書空間を快適にすること」
だと思う。
たとえば、ソファを心地の良いものに買い換えたり、サイドテーブルを付け加えてみたり、クッションを購入してみたりするといった方法だ。
他にもいろいろとあると思うが、私は手始めに冬用に”フワフワで触り心地の良い”クッションを2つ購入してみた↓
↑このような感じだ。
我が家の愛犬も癒されるほどの見事な”フワフワぶり”(笑)で、快適な読書ライフを満喫できている。
・・・ということで、一見、
「たいしたことではない話」
のように、思われてしまうかもしれないが、心地の良い環境というのは、こうした小さな所から少しずつ変化させていき、ひいては、自分の習慣(読書習慣)も変えていこうと努力することに意義があると私は思っている。
電子書籍が流行りつつあるが、当面の間は、「紙の書籍」がまだまだ主流であるはずだ。
そうした環境を少しでも、自分に有利になるように活用し、ドンドン自分を磨き上げていけたら素晴らしいと思うのだが、いかがだろうか?
アプリの活用方法は十人十色だ。まだまだ工夫する余地は限りなく存在すると個人的には思っている。
今回も少し長文になってしまったが、何か1つでも”お気付き”になる点があれば、大変うれしく思う。
ではまた次回。
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