「謎解き伝説のミステリー
平安時代に隠された7つの謎がわかる
神社仏閣2時間スペシャル」
歴史学者で国際日本文化センター教授の磯田道史さん。
(“英雄たちの選択“の人です)
高野山 真言宗 功徳院 住職 松島龍戒さん
ビビる大木さん、那須雄登さん(美少年)、市川紗椰さん
他に、現場訪問?の方たちや学者先生がたくさん出演されているのですが、ちょっとそこまで記録できませんでした
この番組はタイトルどおり、謎解き番組で。
謎を複数あげて、ひとつずつ解明したワードを、最後に全部を組み合わせて、メインの謎を解き明かすワードをつくる番組です。
細かい謎を全部視ないと、最後のメインの謎が楽しめない構成になっています
今回のメインの謎は
『藤原氏が栄華を極めることができた理由』で。
それを解くための謎は7つ。
ひとつひとつ、ふり返っていきたいと思います。
謎①『紫式部出世の謎』
紫式部邸宅跡の盧山寺は、紫式部の住んでいた頃は別の場所にあったそうですよ。
紫式部邸と、藤原道長邸がご近所さんだったことが、紫式部が道長の目に留まった理由!?
謎②
『呪いで力を!?巨大寺院の謎』
巨大寺院とは、法成寺のことです。緑色の瓦(緑釉瓦←貴重で高価、天皇クラス)が紹介されていました。
法成寺跡の礎石があるんですね
謎③
『国を動かす安倍晴明の謎』
天体観測をして、星に異変があれば、政変の予兆として報告することもあった陰陽師。
平安時代の星の動きを再現して、どんな星の異変が当時あったのか、調べていました。
(皆既日食、実際にあり。他にハレー彗星や星同士の接近など)
天の動きは天皇の振る舞いに影響し、天皇の振る舞いは天の動きに影響すると考えられていた時代。
陰陽師は天体観測などの最先端の学問で政治に影響を与えることが出来た!?という結論。
謎④
『紫式部と清少納言の仲の謎』
漢学の知識をひけらかすと嫌われ苦労していた紫式部にとって、清少納言の名声は気にさわるものだったのでは!? 嫉妬と憧れがあったのでは、ということでした。
謎⑤『文章に書き加え!? 安倍晴明の謎』
実は安倍晴明はこの神護寺で、陰陽師になりたての頃に、ある儀式に参加しているそうです。
なんとこの儀式を、この番組で今回再現
天皇家に伝わる霊剣を再生する際に行った祭祀
960年に、国を守る力があるとされた霊剣2振り(百済から伝わった?)が火事で焼失したため、再現された刀に霊力を宿す儀式を行ったそうです
(この間の光る君への晴明だ)
晴明は陰陽師得業生として奉礼という、後方にいて祝詞を読み上げる役を担当していて、
正面で儀式を主導し、祝[ほふり]を担当したのは、天文博士の賀茂保憲だそうです。
自分の名声を長く残すことで子孫を守ろうとしたのでは!?ということでした
謎⑥
『新解釈!道長の和歌の謎』
“この世をば~“
の有名な和歌の新解釈をしたのは、以前に私が著作を読んだことがある、山本淳子先生でした。
あの和歌は、小右記に記録されていますからね。
和歌が詠まれた日は、実は満月でなく、十六月だったそうです。
だから望月の月は頭上にある夜空の月ではない。
月は昔から皇后を指します。
そこからの新解釈
この歌は、紫式部が親王誕生の際に詠んだ月を盃にみたてた歌にヒントを得て
謎⑦
『前代未聞!藤原氏陰謀の謎』
これはいわゆる“寛和の変“のことですね。
この陰謀に荷担していた、とされたのは安倍晴明
出家したその日に、星の異変を報告しているそうで。
実はもっと早く星の異変に気付いていたのに、天皇を出家させるために、わざと遅れて報告したのでは?ということでした。
この事件の後、晴明は陰陽師として大成し始めますからね。
まぁ、あり得る話です
さて。
やっと7つの謎をふり返り終わりました。
この7つの謎から引き出した、メインの謎を解くためのワードはこちら↓