こんばんは~照れ

今日は、先日の『光る君へ』の記事で書かなかった、この人たち↓のことを書きたいと思います。
久しぶりにそろって登場でした!イケメン3人組チュー

以前は道長も加えて4人組でしたが、長兄・道隆と反りが合わない設定のこのドラマでは、早々に道長は離脱。
そりゃそうですよ。
準主人公である道長くんは、将来この3人をおのれに追従させるのですからニヤリ

いつまでも同列にさせておくわけにはいきません。

一条天皇にとって若手の側近となるべき公達たちが、こぞって天皇とその愛妻・定子にご機嫌伺いへ訪れた場面でしたが。
要は媚びを売りに来たわけですニヤリ
雪遊びまでしていました。
(ご苦労様ですてへぺろ)
なんか一条天皇も定子も、子供っぽいな~と思ってしまったわ💦

”香炉夆の雪”の場面でもありましたから、雅なシーンと感心しなくてはダメでしたかね?
(清少納言、楽しそうでイキイキしているねウインク)

にしても公任は
このドラマでは、露骨に権力者にへつらう人物として描かれていて、意外でしたニヤリ
せっかくのイケメンなのに、中身はいまひとつな描かれ方。
ちょっと残念ニヤリ

まぁ、父親力の差ですかね?

汚い手段をも厭わないで、
兄たちの家系を蹴散らして関白に上り詰めた、兼家はやはり偉かったということですかグラサン


ここで、系図的なことを確認しておきましょう。

兼家には、ライバルといえる同母の兄がふたりいて。
長兄が伊尹[これただorこれまさ]
次兄が兼通、
異母の弟のひとりに、為光がいます。

彼らの父・師輔の、嫡男である伊尹の孫が、行成です。
伊尹は妹・安子が円融天皇の母であったことから、摂政・太政大臣まで上り詰めるのですが、早逝してしまうのですよガーン

子供たちには、例の
花山天皇の側近として辣腕をふるって嫌われていた義懐[よしちか]や、
花山天皇の母である、懐子がいるのですが。
(息子の即位前に亡くなっている)

その義懐の同母兄が、行成の父・義孝。なんと21才の若さで亡くなってしまいますガーン

懐子・義孝・義懐らの母は、醍醐天皇の皇孫女である恵子女王で。
行成には皇族の血が流れています。

この『光る君へ』の行成が、なんとなく雅で品のある、坊っちゃん風の人物に描かれているのは、きっとこの血筋のせいなんてしょうねニヤリ

皇族の血を引いているといえば、
斉信も、お祖母様が皇族の方です。しかも内親王びっくり
(醍醐天皇の第10皇女・雅子内親王。伊勢斎宮を務めた後、師輔に降嫁。同母姉の勤子内親王も師輔の妻となっていた)
斉信の父は、兼家の異母弟・為光。
(つまり道長とは従兄弟)
為光の母が雅子内親王です。

伊尹・兼通・兼家の母・盛子は受領階級の人でしたから、血筋では為光が嫡男になっても良さそうなのに、年齢と政局がそれを許さなかったのでしょうねニヤリ

母の血筋がスゴく大切なのが、平安貴族の世界のはずですが。
血筋だけではダメなもんなんだな~と、調べてつくづく思いましたわキョロキョロ

兄弟はいちおう、上から順に権力を得ているけれど、途中で死んだらダメで。

伊尹は早くに死んでしまったから、弟・兼通に関白の座がいってしまいました。

その間、次弟・兼家は不遇にじっと耐えていたのですが。

いよいよ兼通が病に伏した時に、後継に指名されたのが、不仲な兼家ではなく、従兄弟で兼通の政事を支えていた、藤原頼忠だったのですびっくり

この頼忠が、公任のパパウインク
この方は、師輔の兄・実頼の子で。藤原長者であった人ですが、兼通にその座を譲っています。

頼忠の父・実頼は、師輔からみると兄ですから、本来は師輔より嫡流であったはずなのに、すっかり弟の血筋にやられてしまった感じですね。

この実頼が
いわゆる「小野宮流」の祖で、
弟の師輔が
有名な「九条流」の祖です。

その子・頼忠は次男でしたが、早逝した兄に代わって小野宮流を支えました。

九条流となんとか折り合いをつけ、関白・太政大臣にはなったものの、
花山天皇が退位すると、右大臣であった兼家が一条天皇の外祖父として摂政に就任。
太政大臣の座は維持したものの、関白の座からは下ろされてしまいます💦

なので、公任は
父が道長の父にやられっぱなしだったわけですえー
(ホントはドラマみたいに道長と仲良くなかったのではないか、と思われるグラサン)

公任は血筋では、母(代明親王の娘、醍醐天皇の皇孫女)、妻(昭平親王の娘、村上天皇の皇孫女)ともに皇族出身。

祖父・父は関白でありましたが、小野宮流の膨大な資産を相続したのは公任ではなく、従兄弟の実資でガーン
(実資は、頼忠の弟・斉敏の三男で、祖父・実頼の養子となっていました)

ネタバレしちゃうと、
公任は従二位・権大納言止まりで、とうとう関白にはなれませんでしたキョロキョロ

和歌・漢詩・管弦に優れていたと評判の文化人では、魑魅魍魎が跋扈する政治の世界では大成出来なかったのかな。

ちなみに、この
公任・斉信・行成の3人に、
道長の妻のひとり明子の異母兄・源俊賢を加えた4人を
「一条朝の四納言」
というそうです。

一条朝に活躍した、秀才な4人の大納言という意らしいですが。

道長に追随していた4人の大納言という意味にも当てはまるらしいニヤリ

4人とも、道長に従っているのは本意でなかったかもしれないのにね。

あ、でも行成だけは、完全に道長のシンパのようです。
この後、道長が権力の座につくと、道長のために真摯に尽くすようです。
(詳しくはまだ知らないけどグラサン)

道長と行成のコンビ、いい感じなので。
今後も期待したいですウインク


以上、長くなりました。
(系図の話で終わってしまったニヤリ)

タイムオーバです。
おやすみなさい💦


お読みいただき
ありがとうございました。