こんばんは~
先日の『光る君へ』は、かなり平安時代の結婚事情に踏み込んだ回で。
”この国の頂点に立つ!”ことを決意した、道長の常識と、
”どうしても北の方でなくてはイヤ!”という、まひろの感情とが激突した悲しい回でしたが。
そんな中、余裕しゃくしゃくで目立っていたのが、この方↓
のちに道長の北の方となる、
源倫子役の黒木華さん
美しくて、お優しい、
倫子さまのお姫様ぶりは
ステキで
(ちょっとオチャメなところがまたいい)
のちに登場するはずの
成人した定子姫とか、
栄華を極める彰子姫とかが、
かすんでしまわないか、
心配になってしまうくらいです
けど、
知らないとはいえ
まひろ相手に
好きな殿(狙っている人)がいることを打ち明けていた倫子さまは、余裕しゃくしゃく過ぎて。
ちょっとイヤだったわ
イエね、知らないのだから。
自分が狙っている男が
実は目の前にいるまひろの恋人で。
いま修羅場の最中なのだと
知らないのだから。
仕方ないのだけど。
美貌と身分と、性格の良さを兼ね備えた女って~
いつの時代でも最強よね
と、ちょっとひがんでしまったまひろが可哀想すぎる💦
何も知らずに笑っている
願ったとおり、倫子さまは
道長の北の方となるのですが。
それはあくまでも、当時のいろいろな偶然と思惑が重なった結果のようで。
伝承としては、最初、道長は倫子との婚姻を、倫子の父・源雅信に断られています。
まだ花山天皇の在位中のことで、道長の官位官職はまだ低く、もともと娘の入内を考えていた雅信は、道長の立場を物足りなく思ったようです。
(三男坊で、普通に考えれば二人の兄より昇進は遅い)
けれど、4つ年下(満年齢)で年齢差としては悪くない、花山天皇への入内を躊躇しているうちに、一条天皇が即位してしまって
(数え7歳で即位)
新天皇のもとへも、
新東宮(居貞親王 11歳)のもとへも、
年齢差を考えたら入内させられない状況となったとか。
(『栄花物語』による説)
左大臣・雅信としては妥協したのでしょうね。
もしくは
摂政・兼家から”息子の嫁に”と圧があったか
円融法王からの信頼が厚く、のちの宇田源氏の祖として、この時代に勢力を保った源雅信ですが。
彼の後を継いだのは、倫子とは20以上年の離れたの異母兄・時仲で。
倫子の同母兄弟は、出家してしまったり、早世してしまったりで、あまり振るわなかったようです。
(Wikipediaをみる限り)
この出家してしまう、倫子さまの弟?時叙(ときのぶ、のちに寂源)は、同じく出家してしまった異母兄(時方の同母弟)に次いで、父に無断で世を捨ててしまったらしいですよ
なかなか興味深い伝承ですが。
大河では出てこないかな?
この時叙、まひろの将来の夫・宣孝と、花山朝の時に関わりがあったらしいのに出てきていないから。
登場しない可能性が高い💦
出てきたら面白いのだけどな~
当時の人にとって、仏教がどんな存在だったのか。
まひろの描く”源氏物語”の背景としては重要だと思うので。
その辺りもドラマにしてほしいのですが。
無理か
いろいろ書きましたが。
これからも倫子さまのお姫様ぶり、楽しみにしていきたいと思います
お読みいただき
ありがとうございました。