大河ドラマ

「光る君へ〈10〉月夜の陰謀」

2024.3.10 放送

NHK総合 NHK BS

こんばんは~照れ

今週もオンタイムで観ました!

まひろちゃん飛び出すハート


いよいよ『寛和の変』だぁ~と、政治的場面展開を楽しみにしていたら。

なんかそれより前半の

まひろ&道長の、恋の苦行に釘付けになってしまいびっくり

気分的には後半の
花山天皇の災難のほうが

すっかりオマケ状態ガーン


いや~意表を突かれましたわ💦

大石静先生、

さすがの鬼脚本ですチュー


最初のほうでは

まひろの父・為時が以前から通っている”高倉の女”のことが出てきて。

同時に、まひろの弟・維規[のぶのり]の乳母である”いと”もまた、為時の妾[しょう]であることが明かされていましたニヤリ

ただの乳母にしては、これまでもあれ?と思うシーンがあって。

なるほど、そうだったのか、と思いましたが。

正直、NHKがそこまで細かく当時の男女を描くのか、とちょっとビックリしたわ~えー


わたしが読んだ新書によると、当時の平安貴族男性はどんな下っ端でも、女性関係が複数あるのがむしろ普通で。

通う女性だけでなく、おのれの家にも関係する女性がいるのが当たり前だったそうです。


おのれの家にいる女性は、おのれの雇った使用人扱いになるので、妾にすらなれず、召人[めしうど]と呼ばれたそうですよ。


なので、いとは正確には妾でなく召人です。

きっと”高倉の女”のほうが身分が上なのでしょう。

そしてそのまま、家の主たる為時が戻ってこず、”高倉の女”の家に住み着いたら。

亡きまひろの母に代わって”高倉の女”が、為時の正妻となることもあり得るわけで。


いとが涙していたのも無理はないニヤリ


また少しビックリしたことに、まひろはそんな父の女性関係を把握していて。

いとのことを慰めていました。

まぁ、母代わりの乳母ですから。使用人でも継母のような立場でもあるのかな~ニヤリ


このときのまひろはまだ10代のはずで。

時代が時代とはいえ、なんて複雑な家庭環境💦

(いや当時はフツーかも?)


為時は妾の家に住み着いたわけではなく、安心したまひろの前に、道長の従者が待っていました。

和歌が届けられて。

まひろはその返事に

漢詩をしたためる。


ふたりの間を料紙が飛び交う。

三往復していましたびっくり


なんか次々と和歌と漢詩が出てきて。

当時の意志疎通が、フィクションたる和歌や漢詩を通して行われていたことが、テンポよく表現されていて。

臨場感があって。

なにやら興奮しましたチュー


飛び交った和歌や漢詩の文字起こしをしたいところですが、直ぐには無理なのでてへぺろ


それはそのうちゆっくり時間があれば。


道長は、まひろが送った漢詩の真の意図が読み解けず、

教養深い、藤原行成に助けを求めるのですが。

あからさまに助言は求めず、

相手の質問には答えず、

行成は困っていましたニヤリ

けど
さすがのちの書の大家ウインク


「そもそも和歌は、人の心を見るもの聞くものに託して言葉で表しています。翻って漢詩は、志を言葉に表しております。つまり漢詩を送るということは、送り手は何らかの志を詩に託しているのではないでしょうか」


この助言で、まひろの漢詩の真意がなんとなくわかった道長。


「さすが行成だ。少しわかった」


この場面、気に入りましたよ。

当時の、何事もあからさまではなかっただろう平安貴族たちのやり取りが、雅に交わされていて。


行成役の渡辺大知さん、

スゴイですウインク

ゆったりした喋り方といい、よく響く声といい、目付きといい、身振りといい、完璧✴️


まひろの真意に察しがついた道長は、姉・詮子に結婚のことを焚き付けられたこともあり。

なにやら決意して。

例の六条の館(たぶん)にまひろを呼び出す。

『我亦欲相見君(我も亦、君に相ま見えんと欲す)』

↑書き下し文、合ってるかしら?グラサン

待っていたまひろに

後ろから抱きつく道長。

キャー爆笑
とうとうラブシーン飛び出すハート


いやいや望んでいたわけではありません、ラブシーン💦

でもいざそうなると、大興奮てへぺろ

(所詮おばさんだから許して気づき)


キスシーンもあり、

濡れ場もありでしたよニヤリ

ぞっこん道長くんは、何度もまひろを抱き寄せて。

だだっ子のように全てを捨てて、まひろだけが欲しい、と言う。


まひろも、道長が好きだ、とハッキリ言うのだけど。

冷静で。


「幼い頃から想い続けた貴方と遠くの国でひっそり生きていくのは私は幸せかもしれない」


「ならば!」

「けれど、そんな道長さま、ぜんぜん思い付かない。ひもじい想いもしたことない、高貴な育ちの貴方が、生きていくために、魚を捕ったり、木を伐ったり、畑を耕している姿、ぜんぜん思い付かない」


そうよね~ニヤリ

男ってこうゆう時、なぜか現実的ではないのが、恋愛ドラマの定番です。


一緒に遠い国へは行かない、と断言したまひろは、道長に

”おのれの使命を果たす”ように言う。

偉くなって、直秀のように無残な死に方をする人を無くしてくれ、と言う。


「ふたりで都を出ても、世の中は変わらないから。道長さまは偉い人になって、直秀のような理不尽な殺され方をする人が出ないような、より良き政[まつりごと]をする使命があるのよ」


順序逆ですが。

こんなことも言ってました。


さすが紫式部チュー

おのれの幸せより、世のためになることを考えてしまうのね。


直秀の死は、このセリフのためにあったのか~と思うと。

先週の理不尽な気分がちよっとは薄れますニヤリ


でもね、まひろちゃん。

いいのかな~大丈夫かな?

道長のことをそんなに見込んでニヤリ

三郎は確かにスゴくいい奴で。

優しい奴だけど。

直秀のような者を無くす世を、つくり出せるような器かなニヤリ


のちの世の道長の政が、世の民たちを救った話など聞いたことがないので。

ちょっと不安になりましたキョロキョロ


道長の家では、とてつもない陰謀が進行中なので。

わたしには道長が、その陰謀の片棒から逃げたがっているようにも見えましたよ。


にしても。

この陰謀『寛和の変』の首謀者、兼家はスゴイね。


道長にだけ、実行役を担わせないで、連絡係のみにして。

いざ失敗した時に、末子・道長だけは生き残れるように考えている。

スゴイけど。

失敗したら、さすがにそれはないのではないかしら~えー

と個人的には思いましたわ。


いくら東宮の母とはいえ、

女御・詮子も責めを追い、

東宮はその座を引きずり下ろされ、

道長も罪には問われなくても、出世が見込めなくなるのではないかしら?

詮子のもとを訪れていた姫として、のちに道長の妻となる

源高明の娘・明子が登場していました。

明子の父・源高明は『安和の変』で失脚した人です。

古くは東宮でも陰謀によって死に追いやられている例はあるので。


兼家の予防線は、実際にはどんだけ効力があるのだろう?


源明子は父・高明の失脚後、母方の叔父・盛明親王の養女となったので、女王となっていました。

(だからこの時点では明子女王なのかな?)


叔父の死後に、のちに女院となる詮子の庇護を受け、道長のふたりの妻のひとりとなったようです。


倫子も源氏、

明子も源氏には違いないけど。

ふたつの源氏を東宮の味方につけるために、詮子が源氏の娘ふたりを道長の妻とした(する)とは。


当時の政治状況を考えるとちょっと飛躍し過ぎな気もしますが。


どうやら歴史としての複雑な部分は無視されるようなので。

あまり気にしないようにしますグラサン


『寛和の変』もあっさり成功してしまって。

(牛車がゆっくり過ぎてちょっとヒヤヒヤしましたニヤリ)

道兼が堂々と、花山天皇との約束を破っていたけれどプンプン

(あんな直球の裏切り、ホントにあったら大変だ💦)

道兼のワル炸裂ぶりには、すっかり慣れてしまったものでてへぺろ

その辺りの感想はあまりありませんニヤリ


丑の刻から寅の刻までの4時間で。

すべて安倍晴明の言うとおりに事が運ばれた、兼家の陰謀。

これにて完遂ダッシュ


来週からは一条天皇ですね。


詮子さまの専横が始まるのでしょうか。


藤原実資は蔵人の頭を道兼に取られてしまうし。

為時もクビだろうし。


来週はまひろちゃん、

父のために奮闘するようです。


そして、倫子さまと対立?!


楽しみです照れ


長くなったので、

こんなところでてへぺろ



[紀行]

京都市 平野神社

    元慶寺

宝塚市 中山寺



お読みいただき

ありがとうございました。