大河ドラマ
どうする家康
第14回「金ヶ崎でどうする!」
2023.4.16放送
NHK総合 BSプレミアム
先週、選挙でお休みだった
松潤・家康
今週の冒頭は
雄大な浜辺の風景から
海辺の漁村で
子供たちが干し柿をかけて
駆け比べをしている?
少女が、少年ばかりの中に混じって走る💨
後から走り出したのに、途中で足をかけられて転んだのに、先頭でゴール
名前が出る前に
お市様の侍女・阿月(伊東碧さん)だな、とわかりました。
予告にありましたからね。
誰もがわかったと、思いますが。
音楽がどことなく物悲しくて。
なにか悲しい運命が待っている回なのか~と思っていたら。
冒頭に子供の頃の場面が出た人は、その回の主役級になる傾向があるようですが。
(以前、松山ケンイチさんが演じた本多正信がそうだった)
今回もなかなか泣けたな~
阿月は父親に、行儀作法を厳しくしつけられたうえで、売られてしまって
(よくあった史実とはいえツラい設定だわ)
お城の台所で盗み食いをしていたところを捕まり、お市様に助けられた少女でした。
”器量よしじゃ“と
笑ったお市様
その器量よしのせいで売られたのだけれど~
ともあれお市様のおかげで、阿月は穏やかな暮らしを手に入れました。
そのお市様のために
走りに走った阿月
浅井長政の兵は、既に小谷の城を発っている。
お市様は、裏切りを知らせるのに一度失敗している。
走っていって報せる!
と志願する阿月に
お市様は
気持ちだけで十分、と
行かせようとしない。
(目下の者にやさしいのね)
けど阿月は
お市様に黙って
乳もらいのふりをして
城を抜け出します。
黙って抜け出したうえ、
兵に捕まり、
川に放り込まれ、
阿月はなかなか
金ヶ崎にたどり着けない。
阿月主演ドラマに見いっちゃいましたよ~
たどり着いた金ヶ崎に
ちょうど平岩七之助(岡部大さん)がいたのは愛嬌でしたが。
(カニ好きが役に立ったね~)
既に陽は昇っていて。
夜明けと共に戦は始まる。
さてはて阿月は
間に合ったのか!?
一方で
全編を通じて主役の
松潤・家康は、
誰もが恐れる
破竹の勢いの織田信長に
意見して
(そのせいで)どやされて
暴言を吐いてしまい
(『あほたわけ!』)
朝倉の次は徳川だと脅されて
~散々なことに
朝倉義景が、浅井長政の出兵に合わせるかのように、本拠地から出たこと。
こちらに向かっている。
徳川家臣たちは
万が一にも
浅井と朝倉が手を組んでいたら~挟み撃ちにあい、
金ケ崎の地形からして
全軍全滅となりかねないことを恐れている。
信長に進言するのですが~
失敗
信長だけでなく
明智光秀も
木下藤吉郎も
柴田勝家も
その可能性を考慮しない。
光秀なんかイヤな感じで~
徳川のことバカにしていたわ
「義の男であるがゆえに、裏切るということもあろうかと」
と進言した家康に
「どういう意味だ?
俺がやっていることに、
やろうとしていることに、
義がない、とでも言いたいのか?」
と怒りながら詰問する信長
おのれは将軍家の意向にそって、この金ヶ崎にいるという姿勢を貫こうとする。
石川数正(松重豊さん)の分析だと信長は
室町幕府を、将軍家を
ただの御輿としか見ていない。
御輿は軽い方がいいと思っている。
やがて
幕府や将軍家を飛び越えて
日ノ本のすべてを
天下を簒奪しようとしているのかもしれない。
同じ意見に行き着いたら
義が深いゆえ
裏切ることもあるのではないか。
この数正の意見を
家康はそのまま信じているわけではないようで。
「おまえの心の内なんぞわかるもんか~!」
とか言っていました。
ストーリーとして
なかなか面白いと思いましたよ
戦国は詳しくないですが。
信長が室町幕府をそれなりに立てていたことすら、前回の回まで知らなかったのですが
信長がこの時点ではまだ
幕府を利用するくらいに考えていたのだとしたら。
鎌倉幕府に対する北条氏のように、ナンバー2として、天下を握ることを考えていたのだとしたら。
特に浅井長政。
彼の裏切りが、信長を超ド級の野心に走らせたのかもしれない
そんなことを連想させられた回でした。
(まるっきり的外れな連想かもしれませんが~楽しかった)
来週は姉川の戦いのようです。
金ヶ崎の退き口も
戦としてはまだなのに、
同じ回に
徳川の晴れ舞台でもある
姉川の戦いを
ぶっこんでくるのかな~
尺、足りるの?
でもまぁ
今週はおもしろかったので
来週も楽しみです
[紀行]
熊川宿
得法寺(家康腰掛けの松)
妙顕寺(信長らの本陣)
手筒山城跡
金ヶ崎城跡(月見御殿)
越前がに
お読みいただき
ありがとうございました。