100カメ「鎌倉殿の13人」
2022.6.14 放送
2022.6.18 再放送
NHK総合
こんばんは～
日曜ですが「鎌倉殿」ではなく
昨日書き上げられなかった記事をUPしていきます。
わたし最近、以前ほどあまりＮＨＫ観ていなくて。
つまり番組宣伝もあまり見ていないので。
この番組「100カメ」のこと、
今回初めて知りました。
「鎌倉殿」の最新話である
富士の巻狩り撮影現場が
この番組に取材されたこと
放送後に知って。
ＮＨＫ＋で視聴させていただきました
見逃しても大丈夫で～便利ね
撮影現場の裏側が観れて
すごく面白かったです
司会進行はオードリーの
春日さんと若林さんのおふたり。
トークも違和感なく楽しかったです。
以下
完全ネタバレ
富士の巻狩りは
頼朝が手にした権力を誇示するためにおこなった壮大な軍事演習。
ビッグイベント
それを再現しようとするのだから～大変
富士山の麓・裾野市で行われたロケはとにかく大規模！
俳優・エキストラ・スタッフ含め
合計200人以上
そのうちエキストラは106人。
落馬できる方1名含む
助監督ヒデミさんが手配。
厳密なスケジュールの中
予定外の局面を切り抜けていかなくてはならない現場のスタッフさんたちには、ホント脱帽でした。
ロケ地の現場では
10日かけてセットを組んだそうです。
広場で猪や鹿を射る競技がおこなわれた？
実態がどこまで史料的に解明されているかの説明はありませんでしたが、
時代考証に基づいた撮影に努められていました。
番組では100台の固定カメラでロケ現場に潜入。
前半は6つの〔生態〕をキーに
演出・助監督たち、
ロケ前の各部署の動きを追っていました。
〔生態①〕
～ロケ前は天気が気になってしかたない～
野外でのロケなので。
やはり天気が重要。
撮影日は
3月22日・23日の2日間。
26日が予備日。
チーフ助監督 ヤグチさんは
天気が心配のあまり気象庁に問い合わせようとされていました。
実際に問い合わせたのかどうか、わかりませんでしたけどね。
富士山は見えなかったら
合成だそうです。
〔生態②〕
～出演者は役名で呼ぶ～
3年目の若手助監督ヒトシさんは
スケジュール配布係。
頼朝（大泉洋さん）は
小さくて見えないから、
とＢ４サイズを希望。
笑い取ってました～
時政（坂東彌十郎さん）は
人前のときだけＡ４希望だそうです
〔生態③〕
～わずか数秒のために泥にまみれる～
動物担当の助監督ナオキさんは
狩りに必要な動物をプロダクションに依頼。
厳密な時代考証に基づき動物を選定～なのでウサギは白
でなく茶！
他にもこれだけの動物を手配。
茨城県の、60頭のイノシシのいる動物園へ別撮りに同行！
全力疾走のイノシシを撮りたいのに
なかなか撮れず
(交尾始めちゃったり～動物は思うように行動してくれない～
)
撮影のムラタさん、
カメラ担いで猪に突進してみたけれど～ダメ
ナオキさんがが泥まみれで追い立てて、ようやくなんとか。
わずか4秒の カットのために
頑張ること2時間半
ホントご苦労様です。
〔生態④〕
～擬音祭りでも以心伝心～
とある日の”技術打ち合わせ“
美術 撮影 制作 技術
各部が集まりロケ方針を話し合っていました。
三谷幸喜さんの脚本から
彼が映像を設計します。
ワァーと御家人たちがいて、
クレーンを入れてウィーン、
ヒュッていうような。
ボーンと引いて、
ドサッと落ちちゃう、
なんかニャーッとニュアンス、
これだけ書くと意味不明の
擬音語多発のヨシダさんの発言が
スタッフの皆さんには通じるらしく～みんなフムフム納得の様子。
スゲー
言葉ってカタイ熟語だけでは
伝わらないものなんだな～
〔生態⑤〕
～撮りきるために神にもすがる～
3月22日。
いよいよ現場ロケ開始！
あいにくの小雨スタート
支度場では106名のエキストラの方々が、鎌倉時代へタイムスリップ中。
狩り家人、警備家人など。
格好はいろいろ。
ロケ現場も奮闘中！
映像に雨粒が映らない限り撮影続行だそう
2日で100 カット撮らなくてはいけないのに。
撮影開始からまだ1時間半の時点で
なんと、雨激化
気温1.5度
手が冷たくてカチンコが叩けない
演出ヨシダさん
気象神社のてるてる守りをもらっていて、みんなで祈るのだけど～
虚しくも・・・
季節外れの雪になり
頭に大きな雪が落ちるのがカメラでもわかる状態
やもえず・・・撮影中止！！
翌23日も撮影不可。
結果
予備日26日だけで頑張ることに
〔生態⑥〕
～プロは動じない、店じまいも迅速に～
雪激化で撮影が中止となったこと
支度場に連絡。
エキストラ担当の助監督ヒデミさんは、冷静に告げました。
「本日以上になります。
スミマセン
現場が雪になっちゃって」
「雪！？」
笑うしかない
後半。
仕方なく
予備日だけの現場ロケがスタート！！
とにかく100カット、撮りきる
例の万寿さま
初めて鹿を射るシーンは
“子鹿大作戦”と命名
美術進行エビナくん、
演出ヨシダさん監督のもと
小鹿をタイミングよく倒すことに苦闘
テイク1、勢いよすぎ
(パーンじゃなくてパタッ)
テイク2、ゆるすぎた
(パタッってのがなくなった)
早すぎず遅すぎず～
パタッが理想。
絶妙な間を追求。
練習含め15回ののち
テイク3で成功
褒められる、褒められる
予備日、
この日も快晴といかず。
だんだんと
風、ツヨ
嵐かよ～という気配に。
セットは一部
そんなこんなでも撮影続行。
今日しかないのだ！
後はない
助監督ナオキさんを
イノシシ役にして
エキストラが追いかけて走る
(御家人の狩りのシーン練習)
風だけでなく
また雨降ってくる
劣悪な気象状況のなか
必死で撮りきる
演出ヨシダさん待機中は
気晴らしお喋り
けど
助監督チーフ、ヤグチさんは
走り回ってエキストラに指示！！
待機終わったヨシダさんも
形相変わって撮影開始！！
なんとか撮りきれたみたいです。
ヨシダさん＆ヤグチさん
ふたり漫才コンビみたいで
おもしろい
現場お互い信頼しあっている感じで観ていて ほのぼのしました。
皆さん、ホント
お疲れ様でした。
今後の大河も
撮影頑張ってくださいね！
期待しております
以上
100カメ ルポでした
これから今週の「鎌倉殿」
録画で観たいと思います。
お読みいただき
ありがとうございました。