“あいつはもうひとりの俺だ“、と栄一が言っていた場面、泣けた
きっとそうやって、戦場に参加しなくても、同じように北へ想いを馳せた幕府方の人はたくさんいただろうな~
そんな想いを抱えながらも。
時代は確実に動いていた
断る!なんて
駿府の同輩?杉浦愛蔵らに息をまいていたのに、言い負かされて帰ってきた栄一が面白かった
この辺りからこの回は一部コメディ調でしたね
伊藤博文が公使館焼き討ちの体験を話して迎合しそうになるところといい
大隈重信役の芸人風の言い回しといい
昔の私でしたら不満に思う大河ドラマ演出ですが。
最近は寛容なの
役者さんの個性をうまく生かしていたわ
さすが、早稲田大学創始の大隈重信は口がたつ!という設定なのね。
(実際にどうゆう人かほとんど知らないので。興味わきましたわ)
“八百万の神の人柱を集める“というのは、なかなか気に入りました
タイトル聞いただけではハテナ?でしたが、そうゆう流れなら納得。
確かにあの時の新政府は、そうゆう気持ちになって、敵味方関係なく人材を集めなくては、どうしようもない状況だったみたいですよね。
ちょっと知識ある人だったら、出雲の神が国譲りしたり、負けた神が勝った神に協力して国づくりをする天皇家の神話は知っているはずですから。
王政復古で神の威信も取り戻す必要があったわけですし。
引き合いに出す例としては説得力がある気がする。
明治新政府のなにかの記録に、こんなことが書いてあったのかな?
令和時代の作家&プロデューサーの発想だとしたら、なかなか良い着眼点だな~と思いました
そして、最後の慶喜との場面。
ネット上も評判いいみたいですが。
マジ泣けましたよね~
主君の前だとつい昔のように、
“新政府はいずれ崩れる“とか
“静岡で力を蓄え“とか、
威勢のいいことを言って主君の前でええ格好して
甘えているのね~
臣下だから、主君の賛同が得れればそれはGOサインだものね。
自分で決定しなくても済む。
そう考えると、慶喜はさすがな主君です
密偵が入り込んでいる状況を教え、
徳川の立場を思い出させ、
自分にその気が無いことを示した。
東照神君を持ち出し、
神君のような国づくりは出来まい、
八百万とはいかずとも多くを集めるしかない、
と大隈の演説に賛同してみせる。
他人事のようでは困る、
と拗ねる栄一。
上様なら出来た、
と持ち出しても仕方ない過去を持ち出す。
上様がなにをお考えなのかわからない、と言っていたけど、ホントわかっていないのね~
(私が上から言うことではないけど)
大阪で、敗軍となった部下たちを置いて、船で江戸に帰ったあの時。
慶喜がもう決めていたのかはわかりません。
ただ、この時期(明治初め)には、もう絶対に自分は動かない、と決めていたと思います。
それが慶喜のスジだったから。
行きたいと思っておるのだろう、
と振り仰いだ慶喜は、
きっと栄一がうらやましかっただろうな~
慶喜だって、あんな立場じゃなければ国づくりをする才はある。
栄一よりあるかもしれない。
けれど、慶喜は最後の将軍でした。
同時に、錦旗にひれ伏した敗軍の将でした。
ひれ伏した誠意を、最後まで見せるのが慶喜のスジであったのでしょう
だから、栄一も送り出す。
徳川が、おのれが、多くの幕臣が、混乱の幕末のなかでも確かに培った能力。
国づくりに役立つ才を、慶喜は天皇に差し出したかったのかもしれません
それだけが、明治という世の、慶喜にとっての主君、明治天皇への誠意、国づくりだったのかもしれない、そんなことを考えました。
“これが最後の命だ。
渋沢、これからは日本のために尽くせ“
泣けました
慶喜ってやっぱり名君だ!
東照神君に負けてない!
明治日本を創ったのは慶喜だ!
なんて思っちゃいましたよ~
栄一、よかったね
慶喜のお墨付きをもらえて。
主君に背中を押してもらえて。
篤太夫の名をくれた平岡円四郎といい、栄一は上司に恵まれたな~
ずっとずっと。
親の期待に、周囲の期待に、常に応えなくてはならない立場だった慶喜。
無念の想いはあったにせよ、穏やかな暮らしを望んだこともまた、それはそれで真実だったのだと思います。
だから、じっとしていられた。
そうじゃなきゃ、必ず誰かに担がれていたのでは?
真実はわかりませんが。
この場面、ドラマ慶喜としては最高なの、間違いなし
神っている、という評もあるみたいですが、賛同
草薙さん、はまり役でしたわ
篤太夫の名を返却するという、真に武士らしい場面で、ファーストシーンの慶喜との出会いを回想するのがまた、泣けた~
あの時は誰もこんな未来を知らなかった。
平岡円四郎も生きていた
慶喜もまだ傲慢でさえあった
栄一はただの無鉄砲だった
年月とはなんと残酷か。
しかしまた同時に、
年月を無駄に生きなかった者は必ず成長する
慶喜はおのれの人間の器を大きくしたと思います。
栄一は・・・
好奇心に任せて突っ走った甲斐あって、知を得て、才を発揮する場(一橋家)を得て、結果を出し、新たに才を発揮する場(新政府)も手に入れました。
全部、平岡&慶喜のおかげだね。
他にも多くの人に助けてもらって
ようやく
明治新政府への出仕を決めた栄一。
”徳川があってよかっただろう、
”徳川なしには日本は守れなかった、そう思い知らせてやりてぇ”
と言った栄一に、
“見せてやれ、幕臣の意地を!”
と叫んだ杉浦愛蔵。
“それでも僕は渋沢の友だ~!“
と栄一に抱きつくシーン
いささか青春すぎるけど、
ここもなんか泣けた~
栄一、血洗島時代にも負けない、良い友を得たね
杉浦愛蔵、まだ出てくるよね?
今後も注目しちゃう
それにしても新政府側の面々。
顔見せの必要があるとはいえ、勢ぞろいでしたね。
五代友厚、
カッコイイ~
ディーン・フジオカさんは、連続テレビ小説「朝が来た」でも五代を演じられて熱愛させていただきましたが
カッコ良すぎる
新政府の面々は、ちょびヒゲや烏帽子のコメディアンみたいのばかりなのに、あそこ(ディーン・フジオカの出てくる場面)だけ俳優している。
まぁ、今後は違うと思いますけど
次はvs大久保が楽しみ~
(すぐ死んじゃうかもですけど)
私、新政府側では大久保推しなんですよ
腹黒いやり手が好き
と言っても、明治新政府側はいろいろ勉強不足で。
基本、佐幕なので。
ドラマ以上のことはあんまり
今後また「青天を衝け」の記事を書くか、わかりませんが、面白かったら書こうかと思っています。
今日も長々となりました。
お読みいただき、ありがとうございました。