久々にDVDで映画をみました。
しかも重~~~く深い
観るのになんだか体力と気力のいる映画でした。
でも、先が気なって気になって転がっていくうちにイッキに観終わった感じ。
主役は保安官役のトミー・リー・ジョーンズだったんですね。
あの殺し屋役のおかっぱさん、ハビエル・バルデムがめっっちゃくっっちゃ不気味で存在感のある、いやありすぎて!ほんっとに怖かった~~主役のトミーを、食ってた。
怪演。
でもその激コワおかっぱ頭さんが来日した時に、あの映画のキャラと全然違うはじけっぷりがおかしくって、その意味でもみたかった作品でした~。
ラストは、あれでいいんですね???
気がついたらエンドロールになってて慌てて巻き戻しちゃいましたが
(それほど、え、え??んで結局なっとなったんやっけ、、、と)
監督のコーエン兄弟はこれで作品賞・監督賞、脚色賞、そして助演で前出のハビエル・バルデムが獲ったのはまだ記憶に新しいこないだのことでした。
大量の麻薬 大量の金 そして大量の血・・・・ 狂気。
殺し屋というより殺人鬼・・・
現場に絡んでしまったモス、それを追う殺し屋、保安官。
そこには己の美学、哲学、などいくつかのキーワードも絡めとリながら・・・・
いわゆるシーンを盛り上げる最大の効果は、「無音」なんだと感じました。
静寂の中に一瞬響きわたる、ボンベを床に置く音。
ドアを挟んで息を殺して・・・ドアからもれるわずかな光の中にわずかに動く影に目をこらす。
息づかいが自然と荒くなるような臨場感。
深く深く刻み込まれた男達の顔の皺にまで、怖いだけじゃない、この作品の味わい深さを感じずにはいられませんでした。
R15。
- ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
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