渥美 雅子
子宮癌のおかげです―女弁護士の全摘57日間の記録




いやぁ、初めてです。


がん闘病記を笑いながら読んだのは。


しかも図やイラストが要所要所であり、大変わかりやすい。


痒いところに手が届くとでもいいましようか。


こんな本を待っていたという感じです。



この渥美さんと言う方は副題にもある通り弁護士さんです。


その日常がテレビでドラマ化されたり、本になったり(しかもそれが青少年読書感想文コンクールの課題図書に)。


あれ?おいくつの方だろう、とふと思いプロフィールを見たら


1940年生まれとあるではありませんか。


これにはビックリしました。

 

書かれている感じからすると、私よかちょっと上ぐらいかな、と40代ぐらいのイメージだったの。


そのぐらい、なんというか感性が若いというのか、読みやすく親しみやすい文体で書かれていたのでちょっと意外でした。



それではio的ツボをほんの一部ご紹介。




ざまぁみやがれはアノ時までとっておこう


息子さんのつぶやき「俺この中にいたんだ・・・・・」


観音さまとズック靴


エッ術後6日目でビール??


今の時代、政管癒着、官民癒着とそして彼女の体内でも・・・・?

 

赤字ボーナス&ガンボーナス


ページをめくるたびに思わずプッと吹き出すところが随所に。


中でもビールのエピソードはよかったなーー。


もちろん病院のスタッフ達にはナイショで飲まれるのですが


問題はそのあと。


チビ缶一つで白目の中まで真っ赤になった渥美さんを見て


看護師サンは飛んでくるわ、主治医も駆けつけて首をひねるわ、原因は点滴かそれとも痛み止めかと変更したり中止したり。


スゴイのは「私は最後まで自白しなかった」というように


缶は一般待合室のゴミ箱へ捨てて物的証拠隠滅を謀るわ、ビールくさくないように部屋は換気、咳止めのアメをなめてにおわないように心がけるという徹底ぶり。


本文中でしっかり謝っておいででしたが


「警察と違って病院は性善説にたって人間を扱うところだ」と言うくだり


まさしく共感してしまった。


で、この夜、やっちゃうんですよねぇ。


自力で10ccぐらいしか出せなかったアレが盛大に・・・。


続きはどうぞ読んでお確かめくださいませ。


よい子はマネしちゃいけませんよ(;^_^A



あ、そういえばioは体験記でオペ前のシーンのところで


「まな板の鯉~そして次はエビに」と書いてたんですけど


ここでも偶然に良く似たところが出てきました。


ぱ、ぱくっただなんて(((( ;°Д°))))


そんな事はないですよー。


でもまた親近感がわきましたねぇ。




そしてユーモアたっぷりの闘病記のあいまに、死についてや医療費についてなど真面目に(失礼)書かれているところもあり、読み応えある内容になってます。




まえがきにもありましたが


この本を世の中の全女性に捧げたい、そしてその女性のセックス・パートナーにもぜひお読み頂きたい


とおっしゃっています。



広汎子宮全摘術を受ける予定の方にはぜひご一読をおすすめ。