理科のテストが今度あります。範囲は一二年生の復習とイオンと天体です。


いおは、天体が出る範囲のテストになると毎回問題に直面します。


それは、「プロミネンスor紅炎問題」。



天体の単元では、太陽について学びます。


太陽の温度が低い場所が黒点、


太陽から出てくるガス(いおはこれをダンダダンのオーラみたいだと思う)がコロナ、


太陽からコロナに向かって吹き出す炎状のガスがプロミネンス。


プロミネンス。響きが格好よくないでしょうか。プリキュアやらRPGの魔法使いやらの呪文に使われていそうではありませんか?


しかし、プロミネンスには別の言い方もあります。


それは、紅炎。紅色の炎。


格好いい。


いおは「紅」という漢字が小学生の頃から好きで、五年生の時は自分の漫画に出てくるキャラの名前に「紅」を入れたり、最近なら俳句を詠むときに赤色を指す場合は「紅」という漢字を用いたりしました。


プロミネンスと紅炎、果たしてどちらの方が言葉的に格好いいのか。太陽から吹き出す炎状のガスの名称を問われた際には、どちらの名称で回答用紙を埋めるのか。


割と真剣に悩んでいます。


まず、いおは日本語が好きです。日本語の漢字は日本人のアイデンティティだといおは思っています。なので外来語を日本語で表したプロミネンスより、日本語をふんだんに使った紅炎の方が、文面だけなら使いたいところです。


しかし、紅炎は漢字を読んだ途端なんだかダサくなります。理由は公園と、読み方発音が変わらないからです。文字だけなら燃え上がる紅色の力強い炎が思い浮かぶのに、漢字を読んだ途端野球少年の憩いの場になってしまうのです。


何故紅炎はこうえんと読んでしまうのでしょう。べにえんとか、くえんと読むのなら公園と被らないのに。


良いことを思い付きました。これからいおは紅炎をべにえんと読むようにします。発音もべにえん↑ではなく、べに↑えん↓とします。


いおは言葉を自分風にアレンジするのも好きです。例えばいおは日記や小説を書く際に小さい「つ」を片仮名にすることがよくあります。あっつをあッつにするような具合で。あと、ここで一人称をいおにしているのもアレンジで、いおはイタリア語も好きなのでイタリア語の一人称の「Io」をローマ字読みにして「イオ」、さらに親しみを出すため表記は平仮名で「いお」にし、これを一人称としています。



問題は全て解決しました。回答用紙には紅炎と書き、ダサくないように心の中ではそれをべにえんと読みます。