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あらすじ(帯より転載)
「その仕事、私が頼まれようか?」
20世紀初頭、ヨーロッパ。
主人公の少女の名は、ジゼル・アラン。アパートの大家をしているジゼルが、
ある日“なんでも屋”を開業する。
でも、お嬢様育ちで好奇心旺盛なジゼルは、何かと暴走しがちで---。
無理やり仕事を手伝わされるエリックをはじめ、
個性豊かなアパートの住人たちを巻き込んで、
ジゼルお嬢様の危なっかしい活躍が始まる。

いやー、ジゼルかわいいよジゼルw
住んでいるアパートの管理人さんが貴族(?)の美少女!
アパートの管理人さんに萌えたオタクたちにとって、
なんという贅沢な設定でしょうかw

見所としては、お嬢様らしからぬ行動力の持ち主のジゼルが、
好奇心に誘われるがまま市井のトラブルに首を突っ込み、
大の大人を向こうに回して対等にやりあっている姿が痛快ですねw
けれど、決して自分の出自をひけらしたりせず、
むしろ気さくに誰とでも自然に会話の出来る上品さが魅力でもあります。
しかし、そうは言ってもまだ子供なので、無邪気に笑う笑顔や、
ちょっと無理に背伸びをしてる様が
とても可愛らしかったりするギャップもたまりませんw
と同時に、お話毎に変わる衣装の可愛らしさも見逃せませんね。
表紙のようなお嬢様然としたドレスであったり、
ボーイッシュな半ズボンにサスペンダーとかw
特に後者はお好きな方にはたまらないツボですよね?w

また、ジゼルがあちこちに動くことで、
同時に当時のヨーロッパの風俗を知る事が出来るのも良いですね。
前述した衣装の細かな書き込みや、いい雰囲気の街角であったり。
中でもストリップ小屋での美しいお姉さま方との交流は必見ですw

で、そういったジゼルの仕事と称した無茶に無理やり手伝わされるのが、
ジゼルの管理するアパートの店子であるエリックなんですな。
大家と家賃を貯めこみがちな店子、という関係上、
歳上である筈のエリック方が立場的に弱いのが面白いですw
お嬢様の無茶に振りまわされるというのも、
憧れのシチュエーションの一つではないでしょうか?w
エリックは少なからずジゼルの事が気になっている様子ではありますが、
ジゼルにはそういう感情がまだ未発達なようで、
無防備にエリックに接して来るあたりが罪作りですよw
正直、生殺しの目にあっているエリックがうらやま…ゲッフン。

今後の展開としては、本来どこかのお嬢様である筈のジゼルが、
今現在なぜアパートの管理人などをしているのか? 
という所が誰もが気になるでしょうね。
しかも、どうやらシリアスな展開が待っているようで、
一体どんな理由によるものなのか今後が非常に気になる所です。

蛇足ではありますが、一部で「エマ」と似ていると言われているようですが、
確かに彷彿とさせる部分はある、と言わざるを得ません。
よく描き込まれた衣装だとか、背景、髪の質感とかね。
更に、時代背景もほぼ同じ?だったので余計にそう見えてしまうんですな。
しかし、それはあくまで漫画を描く技法の一部であって、全く問題はないと思いますよ?
「それはそれ、これはこれ」っていうやつですw
「ジゼル・アラン」は十分に面白い漫画だと自信を持ってオススメいたします。
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ガンガンONLINEというweb上で連載されている漫画です。

リューシカという名の、空想好きでエキセントリックな幼女の目から見た日常を、
ファンタジックな要素を盛り込んだギャグ漫画に仕立てております。

この漫画を読むと、同じ安倍吉俊氏の漫画「ニアアンダーセブン」を思い出させられます。
あの漫画は自分の中のギャグ漫画ランキングでも上位に入る作品でしたよ。
未読の方においては是非一度読んでみて欲しいですね。

しかし何と言うか、これは「よつばと!」と比較するなっていう方が無理ですなw
端的に申し上げれば、「よつばと!」のテンションを少し上げて下品にした感じ、
とでも言いましょうかw
安倍氏のお得意のう○こネタがこの漫画でも炸裂しておりますよw
だけど、う○こネタオンリーで話を構成してある訳ではないので誤解無きようにw

あと、「よつばと!」との違いを自分なりに感じたのは、
「よつばと!」は大人目線でみた子供の面白さを描き、
「リューシカ・リューシカ」は子供目線で見た世界の面白さを描いている
…ような気がしますw

また、安倍氏独特の雰囲気を持った絵柄も特記しておきたい所ですね。
一見、ラフなタッチのように見えてどこか繊細さも感じさせますし、
更にオールカラー化する事によって、
氏の淡い色使いが作品の魅力を増幅させております。

けれど、オールカラーのB6サイズの単行本を657円+税で出したのは、
スクエニさん頑張ったんじゃないのかなぁ?
自分はてっきり、A5サイズで900円台後半くらいになるんじゃないかと思ってたんですが。
この姿勢は他の出版社も見習って欲しいところですなw
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7/5 夏目友人帳 7巻 緑川ゆき

7/6 もやしもん 9巻(限定版) 石川雅之

7/13 漫画BOX AMASIA 全1巻 鶴田謙二、他

7/15 ジゼル・アラン 1巻 笠井スイ

7/15 玲瓏館健在なりや 1巻 冨昭仁

7/15 WOMAN 全1巻 戸田誠司

7/17 神様ドォルズ 7巻 やまむらはじめ

7/17 天にひびき 2巻 やまむらはじめ

7/23 のりりん 1巻 鬼頭莫宏

7/23 少女ファイト 7巻(特装版) 日本橋ヨヲコ

7/23 へうげもの 11巻 山田芳裕

7/24 WORKING!! 8巻 高津カリノ

7/26 機動戦士ガンダムORIGIN 21巻 安彦良和

7/27 ちいさいお姉さん 1巻 ゆとり

7/27 くすりのマジョラム 1巻 鈴城芹

7/31 GAME OVER 全1巻 水谷フーカ

7/31 琴浦さん 1巻 えのきづ

8/12 鋼の錬金術師 26巻 荒川弘

8/12 ゆるユルにゃー!! 3巻(完結) 小石川ふに

8/23 勇午 ~フィリピン・ODA編~ 3巻 作:真刈信二 画:赤名修

8/26 MELTY BLOOD 9巻(完結) 桐嶋たける

8/26 ここ10年分のヒロシ 全1巻 田丸浩史

8/27 ファムファタル 3巻(完結) シギサワカヤ

8/27 すきなひと 1巻 日坂水柯

8/28 うちの妻ってどうでしょう? 3巻 福満しげゆき

8/30 土星マンション 6巻 岩岡ヒサエ

8/30 高校球児ザワさん 5巻 三島衛里子

8/31 アイであそぶ。二宮ひかる作品集 全1巻 二宮ひかる

9/7 路地恋歌 2巻 麻生みこと

9/9 獣の奏者 3巻 作:上橋菜穂子 画:武本糸会

9/9 乱飛乱外 8巻 田中ほさな

9/15 女の子の食卓 7巻 志村志保子

9/16 かわいい悪魔 全1巻 志村貴子

9/17 ハチワンダイバー 16・17巻 柴田ヨクサル

9/17 ローゼンメイデン 4巻 PEACH-PIT

9/21 愛気 10巻 ISUTOSHI

9/22 カブのイサキ 3巻 芦奈野ひとし

9/22 宇宙兄弟 11巻 小山宙哉

9/22 ACONY【アコニー】 3巻 冬目景

9/24 君に届け 12巻 椎名軽穂

9/25 超時空要塞マクロス THE FIRST 2巻 美樹本晴彦

9/27 のりタマ 1巻 オオツカマヒロ

9/27 動物のおしゃべり 6巻 神仙寺瑛

9/29 ベルセルク 35巻 三浦建太郎

9/30 とめはねっ! 7巻 河合克敏

既刊 勤しめ!仁岡先生 1~5巻 尾高純一

10/7 鉄風 3巻 太田モアレ

10/7 みそララ 4巻 宮原るり

10/8 木曜日のフルット 1巻 石黒正数

10/8 町でうわさの天狗の子 7巻 岩本ナオ

10/8 うさぎドロップ 8巻 宇仁田ゆみ

10/12 この靴知りませんか? 全1巻 水谷フーカ

10/12 うのはな3姉妹 1巻 水谷フーカ

10/19 はやて×ブレード 13巻 林家志弦

10/20 シグルイ 15巻(完) 山口貴由

10/22 からん 5巻 木村紺

10/25 ファイト一発!充電ちゃん!! 7巻 ぢたま某

10/27 かんぱち 1巻 結城心一

10/27 狼と香辛料 5巻 小梅けいと

10/27 PONG PONG PONG! 2巻(完) リサリサ

10/30 蒼き鋼のアルペジオ 2巻 Ark Performance

11/10 戦国妖狐 5巻 水上悟志

11/12 つぐもも 5巻 浜田よしかづ

11/13 ねこむすめ道草日記 5巻 いけ

11/15 乱と灰色の世界 2巻 入江亜季

11/19 キャリアこぎつねきんのまち 4巻 石井まゆみ

11/22 誰も寝てはならぬ 14巻 サライネス

11/22 BLOOD ALONE【ブラッドアローン】 1・2巻 高野真之

11/22 Kiss×sis【キスシス】 7巻 ぢたま某

11/22 友達100人できるかな 4巻 とよ田みのる

11/22 とりぱん 10巻 とりのなん子

11/22 鋼の錬金術師 27巻(完) 荒川弘

11/22 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 10巻 環望

11/26 3月のライオン 5巻 羽海野チカ

11/27 よつばと! 10巻 あずまきよひこ

11/30 それでも町は廻っている 8巻 石黒正数

11/30 惑星のさみだれ 10巻(完) 水上悟志

11/30 誰にも言えない 全1巻 シギサワカヤ

11/下 琴浦さん 2巻 えのきづ
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以前に青林工藝舎から出版した「生活~a life~」の完全版です。
ガロで未完で終わっていたものを、講談社のサイトで続きを連載し、
完結させたものがまとまって単行本化されました。
権利関係の移譲の顛末は「僕の小規模な生活」の方で
ほんのちょっとだけ触れられていましが、色々あったんでしょうな?
そこら辺の事もちょっと詳しく知りたい所ではありますw

で、段々と読み進めて行くにつれて
コマの大きさが大きくなって読みやすくなってますねw
メジャー誌(モーニング)での連載の影響か、
漫画としての読みやすさが明らかにレベルアップしてますよw
福満さんらしさという点では少々個性は薄まったかもしれませんが、
漫画としての完成度は上がっているように思いますね。

さて、大まかなあらすじは以前の感想を参考にして頂いて、
最期まで読み終えた感想を言わせて頂くと…、

トンカチおじさんカッケ-w

最後の最後にオイシイところを持って行ってしまってますなw
主人公たちのピンチに颯爽と現われるシーンなんて
どこのヒーローだっつーくらいですよw
ちゃんとバイオレンスアクション漫画としてキレイに完結させてくれてますねw
しかも、なかなか上出来の部類に入る作品ではないかと個人的には思います。
アクションシーンでの人物の動きや凝ったカメラアングルなど、
他の福光さんの漫画のイメージとは全く違った一面に
とても驚かされる事請け合いですw

ただ、ちょっとトンカチおじさんのキャラが青林工藝舎版の前半と
講談社版の後半とで少し変わった気がしないでもありませんでしたが。
前半のおじさんは少々アブない感じがあったんですが、
後半はすっかり良い人になってしまってるようにも見えなくも無いんですよね。

ところで、自分はこの漫画の特装版を購入したんですが、
その内容は「僕の小規模な生活」や「うちの妻ってどうでしょう?」でおなじみの、
あの「妻」さんのフィギュアなんですよw



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どうですか?かなり良い出来でしょうw
あの妻さんの独特なむっちりとしたスタイルが完全に再現されてますよw
その奥に見える福満さんの後ろ姿もいい味を出しておりますねw
ただ、少々お高かった割にちょっと小さかったのが残念ではありますが。
まぁ、あんまり数は出なさそうなんでそこはしょうがないですねw(失礼w
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思ってたよりも早く完結しましたねぇ。
自分の予想では、田舎の閉鎖性と同性愛というマイノリティな要素が絡んで、
複雑な物語になるのかと思っていたんですが、そうではなく、
生まれ故郷を帰ってくるべき心の拠り所とした、
作者である岩本さんの郷土愛に溢れた前向きな物語として完結してました。
まー、これまでの岩本さんの漫画を読めば、
そういう欝な展開にはならない事は明白でしたな。
でも、決してがっかりしたとかそういう意味ではなく、
むしろとても気持ち良いハッピーエンドが見れてほっこりしてしまいますよw

中でも、山道での銀ちゃんのプロポーズ?が印象的でしたねぇ。
あんな台詞をさりげなく言えるような男になりたいわ-w

あと、相変わらずその他のキャラクターたちがいい味出してましたw
巨大アフロのマサエさんが甥っ子をメグに押し付けに来たシーンで、
それまで喧嘩していたおばさん連中がスミオが出てきた途端に、
スミオを取り囲んでデレデレな顔で談笑してる切り替えの早さには笑わさせられましたw
いい年をしたおばさん連中が頬を赤らめて輝いているその姿は、
まるで少女のような可愛らしさでしたよw
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前回の氣編が出てから3年待たされましたw
出るのか出ないのか特に目立った公式なアナウンスは無く、
武富氏のブログにたまにアップされる原稿の一部を見て、
ただひたすらに待ち続けておりましたよw

前回から単行本描き下ろしという形で刊行された本作品の完結編です。
予定されていた展開なのか判りませんが、
よりストーリーに重きを置いた作品になっているように思いますね。
最初は、合気道をメインにして梅の成長を描いて行くような
スポーツ物になるのかと思ってたんですが、
段々と合気道の本質…などと自分が語るのもおこがましいのですが、
「人との信頼関係によって生かされている」という事と梅の心の成長を重ねて、
より細やかな心理描写をメインにした人間ドラマとして完結してくれました。

中でも終盤の、梅の兄・滋(しげる)との壮絶な戦いは、
その僅かな時間の中で急激な成長を遂げる梅の心や、
滋の声にならない葛藤、子供を見捨てた後悔にかられる母親の選択、
などが見事に構成されていて、クライマックスと呼ぶに相応しい高揚感と
感動を覚えましたよ。

そして、その余韻を残したまま移行するのダニエル先生の結婚式は、
これまでの苦労が報われた実に晴れ晴れとした気持ちになれましたねぇ。
改めて結ばれた家族の絆にちょっとうるっと来ましたよw
直後のラストシーンでも、
しっかり前を向いて稽古に向かう梅たちの顔には一つの曇りも無く、
明るい未来を予感させるとても良いハッピーエンドでした。

改めて武富氏には、
この作品を完結させてくれた事に感謝の意を評したいですね。
こんなブログでスイマセンがw
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ジアースパイロットの最後の一人となってしまったウシロの戦いは、
それまでの仲間の存在の大きさを感じずにはいられなくて、
その孤独感の大きさに胸が詰まりますよ。
それでも尚、逝ってしまった仲間たちの思いや、
守るべき人たちを背負って戦うウシロの姿には、
この短期間で大きく成長した事に感慨を覚えると共に、
逆にその使命の残酷さをも浮き彫りにしてますな。
相手側の目線で見る恐ろしげなジアースの容貌とは裏腹に、
悲壮な顔で一人戦う少年の姿がなんとも対照的で、
その命の儚さを感じずにはいられません。

そして唐突に始まった、これまでのジアースパイロットたちを見開きで描いていくシーンは、
戦い終えたウシロを迎えに来たかのようにも見えて、
その使命の終わりを予感させると同時に、
仲間たちの絆というものを感じさせる名シーンでありますなぁ。
しかし、その直後に描かれた、目の光が全く無いジアースの顔のその空虚な表情が、
ウシロの命が消えてしまった明確なサインとして重く圧し掛かってきますよ・・・。

で、ぼくらの地球の戦いが終わっても、
この戦いのシステムは続いて行くのですが、その引継ぎ戦までの間に、
この戦いの意味をコエムシと新コエムシが導き出そうとしていましたが、
結局、明確な答えは得られませんでしたな。
コエムシは「一つの自然現象だ」と例えていましたが、
自然現象という表現は、この日常のどこかで在り得るシチュエーションなので、
自分が命を掛けて守る立場に立たされた時の事を
想像出来てしまうリアルさを自分は感じてしまいますねぇ・・・。

しかし、新コエムシになったキャラクターはその見た目で判り易いですなw
あの無骨なキャラクターがとても可愛らしくなってますよw
立場を入れ替えたコエムシと新コエムシの御互いの呼び名のやり取りは、
新コエムシの見事な切り替えしが笑えますなw
それまで生意気だったコエムシの身から出た錆というかw
コエムシになると皆ああ言う性格になってしまうんですかね?w
苦虫を潰したかのようなコエムシの表情が更に深い笑いを醸し出しておりますw

最後になりましたが、自分の中では永久に本棚のスペースを占める作品の一つとして、
今後も大事に保存して行く所存であります。


あ、同時出版された『鬼頭莫宏 イラスト&バックヤード集「ぼくらの」』も購入しました。
「ぼくらの」のエピローグ的な短編も載ってたのですが、
中々味わい深いものがありましたよ。
内容は是非買って読んでみてくださいねw

あ、も一つ。
IKKI連載終了後に掲載される筈だった幻の特別編が収録された小冊子ですが。
「こりゃひどいw」
の一言につきますなw
読後の余韻も吹き飛んでしまいましたよw
IKKIに掲載されなかったのも道理ですw
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あらすじ(裏表紙より改変して転載)
突然現れた美少女「ヒヨス」。
その正体は宇宙から来た奇妙な存在だった!
不思議なお箸でリヤカーから人間まで何でも一瞬で食いまくる。
そして吐きまくる・・・!?
中年ホームレス「化野元(あだしのげん)」や
理系ヤンキー女「メタ子」果てはヒヨスの仲間まで加わって、
そこらじゅうでシュールにホンワカと荒唐無稽な大騒動!
まったりオート系SF、いよいよ開幕です!!

(あ、オート系ってなんぞやと思ってたが、嘔吐の事かw)

既にお判りの方も多いでしょうが、
あの「無限の住人」を描いている沙村広明氏の新連載ですよ。
しかし、この人の作品の幅広さは凄いですなw
ハードSMや、時代劇に西部劇、そしてギャグ漫画までこなしてるんですからw

で、この漫画ですけれど、何と言うかもう、ハチャメチャなギャグ漫画ですねw
有機物だろうが無機物だろうが、
腹が減ると何でもかんでも所構わず食ってしまう宇宙からの贈り物・ヒヨスと、
その行動に振り回される哀れな人たちを笑う漫画ですw

いまいちヒヨスのキャラクターがまだ掴めないであろうと思われるので、
単行本での一文を抜粋すると、
・人間ではない別の何か
・食事に関してあらゆる常識が欠如
・何でも食べられる。口に入らないほどの大きな物は箸の間で圧縮して食べる
 (原理は不明)
・一定期間内に(12時間くらい?)2種以上の物を食べて吐き出すと合成されて出てくる。
 合成比率は制御できない模様。
という、非常に困ったキャラクターなんですなw

要は、ヒヨスが食ってしまった物を吐き出して出て来た
キメラを落ちに持ってくる感じですかね?w
生物と様々な無機物との合成から生まれた、
とんでもないハイブリッド生命体のデザインが笑えますよw
作中での「○岸島かよ・・・」という突っ込みそのままのデザインだったり、
アスキーアートの出来損いのような物だったりと、
沙村氏の暗黒面がフルに発揮されておりますw

また、沙村氏と暗黒面と言えばハードなSM描写ですけれど、
ヒヨスの吐き戻しの顔にはこだわりを持って描いているのがありありと見て取れますなw
沙村氏が描く可憐な少女が苦しみながら吐瀉しているシーンは、
その気が無くともある種の感情が頭をもたげますw

そして、色んな漫画のパロディが随所に描かれていて、
沙村氏がこの作品を楽しんで描いてるのが良く伝わって来ますねw
メジャ-な所からマイナーな所まで様々な漫画の小ネタが見受けられますw
例えば、とあるヤクザたちが取り出した銃に、
戦士の銃重力子放射線射出装置なんて物までもが描かれていて、
こういうマニアックなネタを見つける要素も楽しみの一つとして挙げられますよw

しかし、こんな優れた漫画なのに、酷い落丁があるのが許せませんな。
これでは「瀧川クリステルスト○ップ」に申し込めないじゃありませんか。
いえ、貴重なサービスカットが台無しだとか、決してそういうんじゃありませんよ?
おそらく全ての単行本に存在するものでしょうから、
購入者の皆で講談社に修正を要求しましょう(*´∀`*)日暮里(ハァト
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あらすじ(裏表紙より改変して転載)
私は充実している人間を―――許さない!
生まれ持つ才能ゆえに、物心ついた頃からどんなスポーツもこなす事の出来た
女子高生・石堂夏央(いしどうなつお)と、
世界最強と呼ばれる格闘家からの御墨付きを貰うブラジルからの帰国子女・馬渡ゆず子。
最初の一瞬の攻防で二人の勝負は白熱する。

もう少しあらすじを補足すると、
どんなスポーツでも何の努力も無しに人並み以上にこなしてしまい、
心に充実感と言う物を感じた事の無かった夏央が、
天才格闘家・ゆず子という獲物を得た事によって
総合格闘技(以下、総合)にのめり込んで行く―――。
と言った感じですかね。

いやー、単行本化を待ちかねていましたよw
久々に熱い漫画に出合えましたw
熱いと言っても、血のたぎらせるような派手な炎を上げて燃える感じではなく、
背筋がひんやりとするような青い炎を静かに燃やす感じですかね。
しかも、それが女子高生が主役ってんですから尚の事ってもんですw
けれど、この漫画に出てくる女性キャラクター達のほとんどは、
男前な心を持った女子たちばかりですので、
「萌え」のような軟弱な要素はございませんで悪しからずw
まー、この表紙でそう言う要素を求めて手に取る人は居ないでしょうがw

しかし、この主人公・夏央がまた性格がひどく歪んでるんですよw
スポーツ全般に対しての自分の才能に何の疑いも持たず、
同年代の相手を平気で見下すその大きな態度がなんとも憎たらしいんですなw
ケンカを売った空手部の先輩(女子)に対して
「踏み台に丁度良い」なんて女の子の言う台詞じゃないですw
またその先輩が「逆に私に踏み潰されろ」なんて返すんですから、
もう、とても女子高生同士のケンカには見えませんw
ですが、日常的に誰彼かまわずそう言う態度を取っているのではなく、
あくまで同じスポーツをしながら夏央の才能に嫉妬している人間や、
夏央が認めたライバルに対してだけなので、
単なる乱暴者とはちょっと違うんですよね。
戦闘モードの獲物を狙うような鋭い表情から一転して、
日常的には締まりの無いのほほんとした表情をしてたりするので、
どこか憎めない感じのする子なんですよw

そして、夏央のターゲットとして認定されたゆず子ですが、
彼女は夏央と正反対のキャラクターですね。
明るく真っ直ぐで疑うことを知らない素直な子です。
総合の達人という域に達するまでに、
何の障害も無く順調にステップアップして行ったことを
伺わせるだけの自信に満ちた表情が、
夏央の癇に障ってしまいロックオンされてしまうのですが、
その技の切れや流れるような寝技の数々は、
総合の奥深さを体現していると言っても過言ではないでしょう。

その、ゆず子と世界最強の格闘家「マリオ・コルデイロ」、
そしてその娘「リンジィ・コルデイロ」の一派と、
夏央と夏央が弟子入りした竹中道場の「竹中理祐」、
その弟子「紺谷可鈴」一派との因縁の対決が、
今後の一つの流れになって行くようですね。
ゆず子たちと夏央たち3人ずつが一堂に会して見開きで対峙している画面は、
それまでのマリオと竹中の静かな戦いの流れからの盛り上がりを締め括る、
決めゴマとして痺れるくらいの緊張感を醸し出しておりますよw
しかし、そう簡単な図式では終わらずに、
そこに夏央にケンカを売られた空手部も絡んで来るようなので、
ますますどのような展開になるのかワクワクして来ますw

更に、夏央が充実した人間を許さなくなった理由なども、
今後の物語の厚みを期待させてくれますね。
それらしい伏線も垣間見えましたし、
あの夏央が一体どんな過程でああなってしまったのか激しく気になります。

作者の太田モアレ氏はこの漫画が初の連載という事もあり、
絵的な拙さはあるものの、総合の動きやコマの流れは非常にわかりやすいですし、
総合の魅力と言う物を充分に表現できていると思いますので、
最近、魅力的なバトル漫画を欲している方にも充分オススメできる一品かと思われます。
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いや、こうして見るとなんつーか、
今巻の内容の全てが表紙の絵に凝縮されているとでも言うかw

前巻の引きで、革命の真実とやらに一気に切り込んでいくのかと思ってたら、
クエンティンの背景などの前置きが長くてちょっと肩透かしを食らいました。
しかし、決して無駄なエピソードだとは思いませんでしたよ。
クエンティンの話は、玉階としてDXにクエンティンの持つ王のイメージを伝えると同時に、
アルトニアが革命へと到った道程を説明するのに不可欠なものでしたしね?

それよりも、この巻の肝はエカリープに推し掛けて来たライナスたちと
DXの掛け合いにありますな。
ウルファネアでの跡目騒動とアカデミーでのスピンドル騒動を、
御互いに係われなかった事件を客観的に総括してくれてますね。
また、DXの自室で酒を飲みながらの楽しい口喧嘩や、
DXの葡萄嫌いの秘密を共有した事で更に深まった友情などを、
おがきさんらしい奥行きのある台詞回し?で楽しませてくれてますw
しっかし、ファレルが串焼き料理を語った時の表情は怖すぎw
読んでるこっちもキュッとなるわw

そして、最後にようやくリゲイン本人から革命の真実が
語られようとしている所でまた終わりなんですか?w
引っ張るなぁ・・・w


                    ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_
       ハ,_,ハ    m       )                  (
  ?   ,:' ´∀';   ノ     r 、 )うおぉー モフモフさせろー!! (
    l^ヽ'"'"~/^i'ツ'∧_∧ /    )                  (
  ヾ        'ミ,    )  __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y
  ミ  ´ ∀ `  と,   ヽ ==--- ̄ ̄
  ッ       _   "ミ__>  ====----
 (´彡,.  槍熊 (,,_,ノ_ヽ_ _)
     "'"'゙""''゙""´
            ばふっ
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