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去年の冬に発売と言う予定が遅れに遅れ、
出ないんじゃないかとか、金星の暦での冬に発売なんだとか、
様々な憶測を呼んでいましたがようやく完結してくれましたw

しかし内容はと言うと、あれだけの枝分かれした物語をまとめるには、
少々ページが足らなかったのでは?
ちょっと説明不足で強引な展開になっている様に思います。
序盤から中盤にかけてあれだけ丁寧なストーリー展開を見せていただけに、
後半の描き下ろしで発売された巻の荒削りな感じは非情に惜しまれますね。

例えば、精霊の言うところの「世界を知り宇宙を知ることは己を知ると言う事だからな。
だからヒルコのような奴が必要なんだ。」という台詞があるんですが、
これの意味するところが良く解らなくて、
ヒルコの存在が何だったのかが自分の中で曖昧になってるんですよねぇ・・・。
何と言うか、精霊がヒルコを利用してやって来た事と、
本当にやりたかった事が繋がってないように見えるんですよ。
結局、最初からロウエルを落とせば済む事だったんじゃないのか?
と、思えてしまう訳です。
自分の読解力が足らないせいかもしれませんが、
どなたか、こう言う事だという見解をお持ちの方がいらしたら、
是非コメントして行って下さいw

なんだか、妙な偏見を持たせてしまったかもしれませんが、
読み始めると一気に最期まで読み切らせる力を持った作品である事は間違い無いと思います。
是非ご一読を。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php