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とある大学の学生「陽一」と「美羽」と名乗る謎の女性の、
一冬の出会いと別れを描いた物語です。

序盤を読めば、誰もが知ってる日本の昔話をベースにしてるのが分かるので、
どんな落ちかまでもが透けて見える筈です。
しかしこの場合、先が分かってると言う事によって、
逆に良い方向にラストシーンへ向けて切なさが膨らんで行って、
あの一面のタンポポ畑を見た時の喪失感は何とも言えない物がありました。
惜しむらくは、あのタンポポ畑は是非カラーで見たかったですね。

あと、どこか世間離れした美羽さんの行動が面白かったです。
どことなく「のだめ」を髣髴とさせるものがありましたw。
特に、生の食パンを食べてる所なんかは美羽さんらしくて良かったですねw。

絵柄は主線がハッキリしてて陰影があまり無いペタっとした感じの絵ですね。
宇仁田ゆみさんの絵柄に少し似てるように感じました。
あんまり少女漫画してなくて男の方でも入りやすいんじゃないでしょうか?。

この漫画が書店の新刊売り場に並んでた時に、
この表紙はかなり印象的だったんですよね。
で、この間発売になった「このマンガがすごい」でランキング上位にランクインしてたのを見て買う決心をした次第なんですがw。
いやいや、流石に上位にランクインしているだけあって良かったです。
直ぐに処女作の「光の海」も買いに行きますよw。
http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.php