リール名 カーディナル3 100th

 

 

継続発売がないオールドリールにおいて

復刻を繰り返している人気リールである

特に、カーディナル3 100thはABU創立100周年を記念した

アニバーサルモデルであり、一応の区切りとして

ユーザーなら触手が動いてしまう魅力を併せ持つ

 

厳密に言えばオリジナルの初期型と復刻では

精度やメッキのこだわりなど、違いはあるが

そもそもオリジナルのコンデションの良いのは高価なので

ほとんどのユーザーはオリジナルはコレクションとして

実釣では復刻やオリジナルのソコソコのものを使っているケースが多い

 

国産のリールを見慣れてるユーザーからすると

見た目や自重の重さに抵抗感があるリールであるが

渓流では不可欠なリールであり、強靭な耐久性や対汚染性能、さらに

メンテナンス性に優れることで、現場での安心感がある

純正では、ライントラブルの代名詞のようなリールで

大変巻きが重く違和感があるが、それもフルチューンした後の変貌ぶりに

これほどまでにビフォーアフターが極端なリールも珍しい

そして、アップストリームにおいては俊敏なオートリターン性能

現行リールに匹敵する著しい飛距離や

リーリング時にはルアーのスイムレンジが明確に

インフォメーションとして伝わるなど

単に味という言葉で片付けてしまうには、もったいないくらいの

リールである、そして不思議なことに、若い頃はまったく興味が無くても

年齢と共に気になってくるリールでもある