盛夏、私は投げ釣りでパターンフィッシングを楽しみます。パターンを見つけたり、ロストしたりを繰り返すのですが、これが面白い。サーフルアーに通じるものがあり、近いジャンルと思っています。
ただ、今年は積み上げた歳のせいか、リールが重く感じるし、飛距離もガクッと落ちました。そこで、少しでも振り抜きを良くするために、軽く高い回転性能のマンハッタンノブに変更しました。そのあたり感想をレポートします。
リールは今年で20年選手ですが、基本的な機能は現代モデルと同じ。とは言っても、20年前の品質レベルなのか制作誤差は大きいのだろう、HPで紹介している基本セッティングから少し調整しました。これも、付属している調整用シムと調整がしやすい広い間口ならではと思います。もちろん、カッチと収まり、ヌルッとした回転状態です。
実釣においては、纏まった雨による濁りによりフグが高活性のやや悪状態。フグを如何にかわしてキスをかけるかが課題でした。最終的に見つけたパターンは、リールによる高速サビキ。1秒1回転。このパターンでは、指を絡め易い形状と回転性能の高いノブが釣りを助けてくれたし、リーリング途中でも当たりを感じる感度、しかも、フグ、ヒイラギ、シロギスを見極めることができたのは、想定外の恩恵でした。
改めて、ノブの重要性認識し釣行となりました。
そうそう、リールが少し軽くなったため、キャスティングフォームも戻りつつ、飛距離も復活しつつあります。まだ、夏は始まったばかり。かけたシロギスがフィッシュイーターに盗られる事象が発生するまでは、しばしマンハッタンノブと投げ釣りを楽しむ予定です。

広い間口はシム調整がやりやすい。シムの高さを取り付け軸の高さ合わせます。

古いモデルのリールだけに制作誤差は現代よりも大きい。HPに紹介されているセッティングを基本としてシムを追加したり抜いたりして、最適なセッティングを見つけるのもメンテナンスの面白さ。IOS -02PROの塗布も忘れずに。

濁りが強くフグが高活性のなか、シロギスだけを釣っていくパターンを見つけた楽しさは、投げ釣りならでは。連続での高速リールサビキパターンは、マンハッタンノブの形状と回転性能が助けてくれました。