昨今お勧めのベイトフィネスリールは何かと聞かれたら

迷わず、アルファスAirですね!と答える、もしかして

オカッパリでもこれ一台あればと思えるくらいである

 

アルファスAirはスティーズAirと同じ、28φAir スプールを採用し

キャスタビリティは同等のパフォーマンス

特筆すべきは、TWSによる、太糸の使いやすさと

ベイトリールの最大のデメリットである、レベルワインドの

1点固定からのスプールのラインの角度ムラが

TWSの広域により、大幅にドラグがスムースに出る

TWSと言えばとかくキャスタビリティが注目されるが、ドラグに関しても

5〜6LBあたりを多様するアングラーなら必須とも言えるだろう

個人的にも50cm以上のスモールをメインで狙っている都合

TWS抜きには考えられなくなっている

 

 

さらには華奢なベイトフィネスリールのイメージを良い意味で裏切

アルミボディの剛性感からくるクラッチを切った瞬間ボディに響き渡る共鳴音

それらの金属感に守られながら、ギア強度はスティーズリミテッドの

ピニオン(真鍮)+ドライブギア(超々ジュラルミン)を遥かに超えて

兄貴分のスティーズairと同等の

ピニオン(ステンレス)+ドライブギア(超々ジュラルミン)の組み合わせ

おそらくこの狭いスペース&ハイギア化を進める上ではピニオンのステンレス化は

当然の成り行きだとは思えるが、個人的には往年のハイパーデジギアを思い出す

興味深いことに、スティーズリミテッドがハイパードライブ・デジギアと

声高らかにアピールしているが、実際中身はこちらもベアリングの配置等のコンポーネントは同様で

ギアの材質を強化した割には、その特徴にほとんど触れられてないのが不思議である

 

 

実売でも3万円前後とスティーズairのおよそ半額で買えてしまうという

コストパフォーマンスの良さは、これからベイトフィネスを導入しようとするユーザーは

バスならずソルトやストリームからエリアまでお勧めの1台であり

個人的にもメインで使用している溺愛リールの一つである

 

 

そんな優れたリールにもスティーズAirと比べると足りないものがある

その一つに巻き最大ギア比9:1でハンドル1回転あたりの巻き取りは80cm

アルファスairは最大ギア比8:6でハンドル1回転あたりの巻き取りは75cmと低い

たかが、5cmの違いと言えども、16mキャストすればおよそ20回転だから

100cm、およそ1mの遅れはルアーをピックアップの際に

どうしてもまどろこしさを感じてしまうのは

スティーズairと併用して使っているからかもしれない

そこでアルファスairをギア比9:1に変装することにした

 

 

 

1 アルファスAirとスティーズAir外見のぱっと見の違いは

 ボディの光沢の有無とレッドラインの加飾くらい

 自重はアルミとマグネシュームボディの違いが多少感じる程度

 個人的にはバス用ベイトロットと組み合わせる都合上

 アルファスAirのアルミ製のほうが剛性感が強く、むしろ

 9:1のハイギアを採用するにはアルファスairが最適だと思う

 

 

2 ドライブギア同士の比較、アルファスAir8:6はやや荒めで巻きの質感重視

 スティーズAir9:1は多少の巻きの質感は犠牲にしても、極限までハイギア化を狙っている

 エレキを流しながらのランガンスタイルに、9:1はとてもリズムが合う

 

 

3  繊細なギアだからこそ、わずかな隙間に浸透し

 高負荷回転に耐え抜く高性能ギアグリスは必須

 

 

4 ピニオンギアの太さに注目、上図のアルファスAir8:6ほうが先端が細いが

 ピニオンギアは太く、スティーズAirの9:1のハイギアのほうが

 当然ピニオンギアは細くなる

 

 

5 最近の私のタックルはベイトフィネス2タックル体制が多くなってきた

  IOSマンハッタンノブは、スピニングやベイト共にリトリーブしやすさは勿論

  フッキング時の巻き合わせ中、ハンドルに素早く指がかけられて

  素早くラインテンションを巻き取り、強靭な巻き合わせを可能にする

 

 

6  夏場のシェードのバンク狙いには

  ドライブシャッド3.5インチのスキッピングなど

  ベイトフィネスなら使用するルアーの範疇も幅広くカバー出来る