考え抜かれたセッティング

〜ダブルハンドル・SWAN&パーフェクションノブ〜

 

既に一度レポートさせて頂いたアンバサダー5500Dにて、シーバスをキャッチすることが出来ました。ハンドルを逆転させることができる特殊なリールだけに、ハンドル、ノブとの相性が釣果に直結します。今回、装着したSWAN80mm、パーフェクションノブLサイズがドンピシャと感じるファイトが出来ましたので、レポート致します。

 

シーバスは60cm級でしたが、波口&至近距離でバイト、ちょっと油断していたこともあり、ノブを摘んでいた指を弾かれました。それでも、すぐにノブを掴むこと出来ましたし、その後は至近距離でのファイトにも関わらず、ノブから指が滑ることなくパワーファイトが出来ました。常に魚からハンドルを逆転させようする力が加わっているにも関わらずです。このパーフェクションノブ、ベアリングレスなのに、しっとりした摘み心地とヌメッとした回転性能は、マンハッタンノブに慣れた私でも違和感なし。高い性能を発揮してくれます。

 

装着したダブルハンドルSWANは、80mmサイズをチョイス。5500Dはハイギアとは言っても、ハンドル1回転で50cmちょっとの巻き取り量ですから、ラインスラッグ回収時には早巻しますし、リール本体が300gを超えますからキャストは2フィンガースタイル。となると、ハンドルは短い方が良い。でも、サーフで使うとなると上はブリワラを想定しますからファイトに著しく影響しない範囲での短い長さとしました。これもシーバスとのファイトを楽しくさせてくれた要因と思っています。

 

SWANのシェイプは切れ味良い刀を想像させてくれるので、切れ味良い釣りが出来そうな期待感をしてしまうところも気に入っています。

 

サーフのベイトスタイルに、SWANとパーフェクションノブ。おススメします。

 

最後にIOS FACTORYフルチューンの5500D。ベアリングレスとは言え、30gクラスメタルジグならライン放出でカラーラインで10色を数える回転性能(ロッドは8.6フィートと決して長くはないですよ)。実はメンテナンスに出す前に、自分でメンテナンスしたのですが、使い物になるか?と疑うレベル。社長の元に送り出した後も、「お手数かかるようなら中止してください」と連絡していた次第。その5500Dが大化けしたのだから、驚きのIOSオイルの性能と社長の技術である。

また、ベアリングレスだけに、気兼ねなく水洗いもできるし、ややこしいベアリング交換をしなくても良い。必然的にベアリング劣化による性能劣化がない。つまり、常に、高いパフォーマンスを維持できるリールだと思います。そのリールが、IOSにより高性能になっているのだから、サーフベイトスタイルにおいて選択する候補の一つに十分なれると感じています。

ダブルハンドルSWANのデザインに、僕は切れ味の良い刀を想像しちゃいます。

グリーンのアブに、白のパーフェクションノブ、ゴールドのスタードラグは色合いも気に入っています。5500Dは、ノーマルは丸型ドラグですが、ファイト中の操作性を考えてスタードラグに変更しています。

IOS FACTORYのメンテナンス技術は高い。社長の技術の高さに敬意を評してアブのチューンで有名な方のモデルを踏襲して、IOS FACTORYステッカーを貼ってみた。

白のパーフェクションノブとロゴのカラーが同じで、バランスの良いデザインにもなった。

ナイスファイトを楽しませてくれたシーバスと5500D。恐らく、忘れられないファイトの1つになると確信しています。