マグ固定式のシルバークリーク・AIR ストリームカスタムは

開けた川でアップストリームで軽快にキャストしていくならいざしらず

ややこしい藪沢や新緑以降の夏の川で

個人的には、ピッチングが大丈夫かなぁ・・・と危惧していた

いずれにしろ、使ってみないとね・・ということで

極寒の時期に地元の赤久縄の特設釣り場へと向かった

 

今回のリールは訳あって、右巻き仕様、手返し重視の

小規模河川ではやや使いづらいかもと思っていたら

現場に着くなり、足元は全てカチコチの凍結表土

気温はマイナス、水温は1℃以下と川が凍りはじめていた(笑)

先行の餌釣りのおじさん2人に聞いたら

今の所3匹しか釣れなくて、寒すぎるとボヤいていた

 

このおじさんがなかかなのくせ者(笑)で

人が釣りしていた、川のほとりの丸太橋を運び始めて

火をつけて燃やし始めて暖をとっていた

最近はキャンプ場でも直火は禁止の所が多いが

ここの川エリアは基本直火焚き火は自由!

山火事に気をつけて焚き火を楽しみたいものである

何故か、野良猫!?が居る岸辺で早速「IOSラインコート」をスプールに吹き付けて

ガイドに「IOSガイドコート」を塗布してしっかりと凍結対策をする

これから解禁するストリームのウォーミングアップにはもってこいのエリアである

スプール軸受に007オイルを塗布して、極寒期でも安定して、2g台の軽量ミノーをキャスト

 

魚の活性は想像通りで、ボトムにミノーをロングステイし

マイクロピッチでシェイクすると、ノロノロとゆっくり近寄って

ミノーを半空きの口でかじるという、超スローな展開

管理釣り場なのでプレッシャーもかかるという

餌でも釣れないのに、釣れるの ?状態な中、しかし

ここぞというポイントに精度良く入ってしまえば、魚が食ってくる

食欲はほとんどなくても、リアクション的に要素が魚が反応してしまうものと思われた

当然小規模河川ということで、ピッチング主体

可変ブレーキのSVに慣れた身としては、マグ固定式はしんどいかなー?というのが

正直な印象。その後はローターをSV仕様にワンタッチ変更して後半戦

小一時間でランチ分の魚をキープして早上がり

遠心ブレーキやSV好きの私にとっては

多少のリスクはあっても可変ブレーキが好きかなぁ?という結論になった(笑)

軽快な巻きはフルチューン必須。勿論爆音チューン(笑)

今回はドラグがでるほどの大物は釣れなかったが(笑)

魚はややこしい場所に残っていた

いつものポイントは氷瀑へ変わっていた

水温1℃以下でもガイドコートのおかげで

ガイドトラブルは減少した

ストリームと言えば、安定のカーディナル

北欧という、極寒地で鍛え上げられた

スカンジナビアデザインの美しいリールである

なかなか純正で使うには厳しいものがあるが

フルチューン&カスタムすることで

ここまで変貌して使いやすくなるリールも珍しい

今回は不便な楽しみリール、こちらは便利な楽しみの

リールの代表格である、人間とは矛盾しているものである

この時期にしては意外と綺麗なイワナ達

訳ありの右巻き(笑)ラインはナイロン5LB

PEは極寒期には凍結リスクがあるし、取説ではPE0.6やナイロンの

6LB未満をつかうとスプールとフレームの隙間に食い込むそうで

何故猫!謎?

なんと300g以下のテンションでリールを巻いてくださいと記載

軽量スプールの強度面を考慮してがその理由

ペットボトルクラス1本分の500gクラスの魚が釣れたら

ラインを手で掴んで手繰り寄せてみようと思います(笑)

くれぐれもフロロの8lbでバスがヒットしたからといって

グイグイとボートが引っ張られるほど強く巻いても

壊れなくて流石は純正スプールだねと感心しないように(誰?)

 

赤久縄ランチは自前のヤマメの焼きとイワナの刺身

そして暖かい3種キノコ手打ち蕎麦!!もう美味すぎて声にならない

しかも囲炉裏で身も心もほんとうに温まります

3月以降の再オープンが待ち遠しい!!