一切の配色を廃し、シルバー色でまとめ上げたボディ

それを印象づけるかのように、ソリッドライクな巻き心地

22イグジストは評価の分かれる潔いデザインとなった

そして価格は驚きの10万超え、しかし大幅な値引き枠が店舗に許されているという

トリックを後日知ることになる。今回22イグジストの象徴的な付加価値として

4つのエアードライブが挙げられる。言い換えれば、これが価格上昇の根拠とも言える

 

1つ目は従来自重比16%軽減のエアドライブローターである、これにより

軽やかなレスポンスが可能になりミノーイングなどのアクションのキレをさらに高める

合わせて2つめのキーワードであるエアドライブベールは

従来自重比33%も軽量化しているという優れもの、こちらもローターレスポンスに貢献している

個人的には軽さも良いけど強度が未知数なので注意深く検証していきたい

さらに3つめのワードは、エアドライブスプール、一見シンプルな形状の裏には

涙ぐましい軽量化が施されている。それならいっそ従来機のように

ブランキングをして機能美溢れる軽量化をしないの?と素朴な疑問も感じる

そして最後の4つ目は、エアドライブシャフト

これは、ピニオンギアの内部に貫通するメインシャフトを

非接触式とし、両端をベアリングで支持する方式である、実は

方式自体は05イグジストの時代から採用しており

さらに精度を高めて採用している(らしい)

これは、シマノで言うところのインフィニティドライブのコンセプトに近い

一部の22ステラもピニオン内部は非接触とは言い難いので

こちらはダイワの方が採用実績では高く、摩擦抵抗軽減により

特に極寒期など、軽快なリトリーブ効果は凄まじいものがある

それでは実際の画像をみながらコメントを少々

2 ラインローラー は新採用のツイストバスターIII 

 勿論マグシールド搭載♫

 IOSラインローラー の検証はこれからです

   シンプルなスプール!今後の SLPカスタム品にする方向性!?

3 ハンドル軸ベアリングも

  マグシールドベアリング♫

 シンプルすぎなプレート!

 こちらも 今後の SLPカスタム品にする方向性!?

4 18イグジストには残されたストッパーレバーは無し

  防水面やコスト面から廃止の方向とは聞いていたが

 個人的にはどうしてもつけてほしかった

 ライントラブル対応以外にも重要な機能である

 

 

 

最後に

尚22イグジストのマグシールド箇所は基本的に、従来のメイン部と

ラインローラー部、そしてハンドル軸受けベアリングの3箇所に採用され

1台ずつ防水気密テストを行った上で出荷されているという(驚) 

これらは、マグシールドという、防水防塵性に優れた機能にこだわった

ダイワの執念をかけたプライドとも言えるだろう

これらは、時計業界では一般的なテストであっても

リール業界にとっても画期的な試みとして高く評価したい

IOSとしては、それらのメーカーコンセプトついて

単に批判することなく、十二分に理解の上、リスペクトしつつも

ユーザービリティを考慮した製品開発やチューニングの検証を今後も試みていきます