ここは魚が居ないっ!!自分の技術はさておき、私が

釣れない時に使う言い訳の一つである(笑)

よく通っていた、長野のとあるバスがつれる池は

数年前までは、それこそ、ワームを沈めておくだけで

ラインが勝手に走りまくり、とてもじゃないけど

釣りにならないほど魚影があった。それが今では

皆無に等しく、毎度お決まりのノーフイッシュである

ここは定期的に通っていたので管理人とも顔なじみで

水を抜いたという話も聞いたことがない

さらに足を伸ばせば、夏に白樺湖というバスを狙うには

とても快適なリゾートポンドがあるが

過去にあれほど釣れまくっていたバスが

どうしたわけか、ほとんど魚影もなくなり

そして、あれほど賑わってたアングラーの姿も数える位になっていた。

これらは、池のみならず、川の近年の魚影の極端な減少

はたまた管理釣り場でも同様なのである

特に後述するが、近年の管理釣り場の魚の動きも緩慢になった気がする

いやいやプレッシャーでしょぅ?という考えがあるが

以前の管理釣り場は今まで以上に来場者も多く

その割には魚もそこそこに釣れていたのに

近年の管理釣り場は放流頼りな所が強い

 

そんな中、近年の霞、北浦でのバスが釣れないという話を思い出した

現場にいくとバスをはじめとした、魚類の死骸も多数みると聞く

そして、その原因が農薬の種類の一つネオニコチノイド系の殺虫剤らしいと聞いた

(略してネオニコ)生物や人にも少なからず影響を与える殺虫剤である

これらの影響はTBSでも国内外の検証データを参考に徹底検証をしていて

公的にも実証されている(日本農薬工業会は反論)

 

ネオニコ系農薬 人への影響は【報道特集】 - YouTube

 

 

 

実際の影響として、養蜂業者のミツバチの帰着不能現象(迷子)

ラットの生態試験では極端な活動量の低下とバランス感覚の低下(ネズミなのに!?)

宍道湖のわかさぎやうなぎの極端な現象がとりざたされている(日本農薬工業会は反論)

さらには、人体の影響として、自閉症など人の脳にダメージを与える影響があるという

EU諸国は独自の調査と研究機関の検証により

ネオニコ系の殺虫剤を原則使用禁止や規制を強化しているが

世界各国と比べて日本はそれらの規制より大幅に緩く、韓国と並び

狭い国土に大量にかつ高密度にバラまいている。

そんな中、ネオニコを使わないことにより、絶滅したトキを復活した

佐渡の農家の例がある、ネオニコを不使用したことにより、エサが増えて

結果現在480羽のトキが佐渡に生息しているという

釣り人にとって釣り場の環境づくりは無関心ではいられない時にきている

山に降り注ぐ水は川となり、やがて湖にそそぎ、その後海へ流れていく

 

私は、以前読んだレイチェル・カールソンが書いた本の一節を思い出す

環境保護運動の母と言われた「沈黙の春」という本の作者である

 

「春が来ても、鳥たちは姿を消し、鳴き声も聞こえない。春だというのに自然は沈黙している」

 

最近のベイトフイッシュや魚の魚影はどうだろうか?

アングラーは自然に敏感であるはず。たしかに

農薬は現代の生活や高齢化の農家にとって必要不可欠であるが

自然や生物や人間まで悪影響を与えることは許されない

ここは釣り業界は勿論、様々な環境団体が一致団結して

この問題に積極的に取り組んでいかなくてはならないと考えている


私の癒し空間も近年イワナが少なくなってきた