ラインコートと聞くとほとんどの人は

知ってるけど、メンドくさいから使ってないです!

とよく聞かれる(笑)メンドくさい代名詞のようなラインコートは

ケミカルとしては後発の製品で、効いてるんだか?効かないんだか ?

よくわからないから結局今は使わないなあーという方も多いのではないだろうか?

人間誰しも、効果がないものに時間と金は使いたいないものである

 

 

巷には様々なラインコートが出回っているが

油性がほとんどのラインコート業界にあって

IOSのような油性と水性の中間的な特性を持つものも珍しい

実は水を弾くラインコートはスベスベでいかにもワックス感があり

ガイドも滑りそうな感じがするし、実際に空気中では滑りまくる

IOSラインコートの場合は、水が付着すると

化学反応で著しくヌルヌルするものの

空気中ではさほどスベスベ感はしない

これは釣りではラインを必ず沈めることが理由である

ご存知のように、水と油はとても相性が良くない

油は水を弾くのである。この言葉は重要である

 

 

極端に言えば油性オイルでコートした、水で濡れたラインは

バイオリンの弦の抵抗の如く、ガイドの抵抗をむしろ増大させてしまう。

例えば比較的体力を使うであろう、ジギングなどにコートすると

ガイド抵抗が著しく軽減するため

ジグの重さを疑うくらいに巻きが軽くなることがある

またPE特有のラインよりに伴う、ザラザラ感は

リトリーブ抵抗の質感を左右する

大袈裟に言えば、PEの4ブレイドは8ブレイドに近くなり

8本ブレイドは12ブレイドに近くなる

これは、エリアのスプーニングや

近年流行のタイラバなど、タダ引きに徹した釣りでは顕著に体感出来る

そう、リトリーブが極めて静寂になるのである

禅の境地の一つで、静寂の中、線香の灰が倒れた音までわかると言われるが

そこまで極端ではないにしろ、静寂に近づくことは事実である

 

さらには昨今の細糸ブームで沈めたいのに

表面張力で水切りが悪く、沈み辛い

IOSラインコートは鮎のトーナメントでも

水中糸にシークレットで使われてたり

チヌのフカセ釣りの全遊動で、極めて水馴染みがよくなり

中通しウキの高レスポンスにより、アタリが明確に出るようになる

比重の軽いPEラインも高比重のラインコートオイルで

自然なフワ感がラインに出る。とにかく水馴染みがよいということは

リールを使った釣り全般でも大きなメリットである

 

またルアーに対する効用として、雷魚のフロッグや

バスのワームでカバーを攻める時、著しいすり抜け感を体感出来る

これらは、効率を優先するアングラーには朗報である

 

 

最後にIOSラインコートの耐久性についてお話をすると

一般に売られているラインコートは撥水皮膜が邪魔して

水で濡れてしまったラインは、途中塗布は難しいが

IOSラインコートは親水性ゆえ

スプール内部まで浸透ていき、むしろ大歓迎なのである

そしてその耐久性は、ソルトでラインやガイドに塗布した場合

釣りを終わって水洗いした時にガイドがツルツル

ヌルヌルしているのに気づくほどコーティング皮膜が高く

特に極寒期などの凍結防止対策としても、それは

重ね塗りをするほど高まるのである


1 IOSラインコートは 手軽なサイズのスプレー容器

 耐久性が高いから、1日頻繁に塗布しなくて済む

2  エリアのスプーニングでは、ガイド抵抗を軽減することは

 巻きの質感と水中からの情報量を高める上でとても重要

3  当日はIOSユーザー様達と久しぶりの再会

 言わずもがな、IOSフルカスタムである