通常の雨や海水程度ではIOSラインローラーは問題なくお使い頂けます
予めベアリングに塗布されているIOS-02が水からのシールド効果を発揮するからです
それだけに日頃のIOS-02塗布は大変重要です
しかし、ベアリングに塗布される IOS-02は通常の雨でしたら
使用後によくリールを乾燥したのち
ベアリングにオイルを塗布することでOkですが
釣りという特性上、たとえ豪雨と言えども
続投せざるをえない状況があります
ラインローラー の特性上、水は容赦無く侵入し
ベアリングにも水没並みに侵入してきます
豪雨の中で釣りを始めてから数時間後に
リトリーブ音がシャリシャリ音がしてきたら
ラインローラー を疑ってみます
ベアリングはともかく、ラインローラー 本体と
アームカムの隙間に砂が付着しても
異音の原因となります
現場での対処は、ラインローラー 本体を軽く水洗いすることで
砂が除去することがあります。
ベアリングからの異音は綿棒やラインを両サイドに通して
左右に往復させることで判別がつきます
原因の一つは水の侵入により、オイルの潤滑が不足して
異音が生じるというもの、耐久性で定評のある
IOS-02オイルといえども、通常の雨なら問題ないレベルであっても
水没に等しい豪雨の中では、時にベアリングに水が侵入して異音が生じます
釣りから帰ったら、ラインローラー のオーバーホールを早めに実施してください
下記にその内容をご説明いたします
下記方法はソルトで海水がラインローラー に激しく被った時にも応用可能です
通常のソルト使用後はラインローラー をよく水洗いしたのち
乾燥後にIOS-02を塗布ください。
※ ベアリングは消耗品です。摩耗したり腐食して
回転が悪くなったり、異音がしたら交換をお勧めいたします。
綿棒やラインの往復で異音やゴロ感の確認をします
1 ラインローラー とベアリングを外します
2 ラインローラー カムの底面もオイルと水が混ざっています
こちらも洗浄します
3 ベアリングはパーツクリーナーを吹き付けて回しながら洗浄します
4 よく乾燥したのち、IOS-02オイルを両サイド多めに塗布し
よく回転させて馴染ませます
5 組み付けの際もベアリングにオイルを両サイド塗布しながら組み付けます
6 組み付けが終了したら、再び綿棒やラインの往復で異音やゴロ感の確認をします
ゴロ感があるなら最初からの手順を繰り返しますが
許容出来ないゴロ感が残るようなら、腐食や摩耗の疑いがあるので
新品のIOS専用ベアリングに交換してください
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