最近、アンタレス等のDCが回転初期からミーン!という音が聞こえないなあーと感じたら

オイルやベアリングの摩耗を疑ったほうがいい

キャスト時に回転が素早く立ち上がらないから

ミーンというDCブレーキが介入してこないのである

当然飛距離はガタ落ち、力めばバックラッシュもしやすくなる

ベアリングについては、現在世界最高のベイトリールのスプール回転数を制御する

シマノのDCブレーキ採用のアンタレスDCを例にとると

歯科技工用ルーター並みの35,000rpmまで上昇する

これを支えるIOSベアリングは、50,000回転にも対応の

精度のIOSベアリングに交換することで飛距離も出る

巷で見かける安価なゴロゴロしたオープンセラミックベアリングは

すでにその音が回転精度の悪さを物語っているし

医療用の高精度のセラミックベアリングはとても入手できるレベルではない

また、オイルが保持出来ないオープンベアリングは

キャスティング競技ならいざ知らず、釣りという長期戦の特性上

初回のキャストと夕方の飛距離では明らかに伸びが低下しているし

雨の日は、著しく飛距離が低下してしまうことがある

さて、ベアリングに封入する潤滑オイルの性能も重要となる

因みに歯科技工用のベアリングは100V電源をとれるし

削り粉等のダストも大量に付着する性質から

特殊なグリスが封入されている

反面ベイトリールのスプールはスプールの自転だけが頼り

なので低フリクションかつ超耐久性を両立したオイルが求められ

溶剤入りオイルや、添加剤の性能が悪いオイルは

著しく性能を落とすばかりか、不快な振動を伴いベアリングを早期に摩耗を早めてしまう

もちろんグリースや粘度の高いオイルをいれたら飛距離が著しく低下してしまう

IOSオイルと高精度ベアリングの組み合わせは

キャスト直後から回転数が伸びやかにMax近くまで立ち上がり

心地よいミーン!サウンドが鳴り響くのである

ここだけの話、IOSオイルは過去数回にわたり複数の某リールメーカーの開発部門で分析、性能検査を受けていて

親しい開発の人間から、この値段ではオーバースペックすぎてコストがかかり過ぎて

弊社では売れないと泣きが入ったオイルでもある

たった1滴のオイルにどれほどのクオリティを込められるかが大切であり

その効果は誰でもが長期に体感出来るものでなければならない

176東岡光治、山崎 雅弘、他174人

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