リールを巻き比べたことがある方なら
同じ機種であっても、こちらは巻きが重い
こちらは巻きは軽いけどゴロ感やシャー感があるという
経験があるのではないだろうか?
しかし、リールチューナーの立場として考えてみた場合
「外れ個体ですねー」と言うのは、最大の恥だと思っている
リールは機械である以上、組み付け、精度で
同じリール機種であっても全て巻きの差があるのは当然なことである
それを一般人がハズレだと言うのはよくある
しかし、プロとしてお金をもらっている以上
このリールはハズレですねとお客様に言われたら
お客様はどんな気持ちがするか判ってほしい
それは逆に言えば、「個体差だから仕上がりは自信ないです」
と逃げているとしか思えない
なぜなら、リールはパーツの集合体なので
極論すればその原因を取り除いてあげるだけで良いのである
私は極力お金をかけずに、手間暇をかけて軽減させることを主眼に置くが
それでも障害がある場合、フレームやボディ、ギアの交換をすることで
もともとが精度が悪い低価格なリールはそれなにりのベストを尽くし
本来精度が良いはずのハイエンドについても
リール本来のもつポテンシャルをフルに発揮させることが私の仕事である
ハズレと言われて他の業者から見放されたリールの整備依頼がIOSには多いが
それらが整備して大化け大変身したりするからリールとは奥が深いものである
勿論、見積もり価格により、フルチューンしないという選択肢も含まれている
トレードオフの悩みは常につきまとうものである
そういった総合的なリールのお悩み相談として、IOSは
お客様の立場になって親身に徹底的にヒアリングすることが
大切だと考えているのである。
私はお客様とお話しするのが大好きです
適切な回答はお客様の満足度を高めるし
大変貴重なご意見は開発案件として大変重要なことがあるからです
なので、携帯でもメールでも(メールは回答が遅れることがあります)
どんな些細なことでもお気軽に相談してください。
1 精度は良いリールは精度よく、悪いリールはそれなりにベストを尽くすのがリールチューナーの仕事