冒頭からリールにまったく関係のない

センセーショナルな言葉は

漫画「ラーメン発見伝」に出てくる

カリスマラーメン店主、芹沢の言葉である

簡単にこの漫画のあらすじを言うと

主人公の藤沢は、さえない会社のサラリーマンながらも

夜は屋台で究極のラーメン作りを探求している男

そして、最大のライバルであり、影響を強く受ける芹沢と

切磋琢磨しながら、対決をしながら

人間的にも成長していく物語である

この、ラーメン発見伝、鬼滅の刃ほど人気漫画とは言えないが

世にあるグルメ漫画とは一味違った

リアルな商売とは何かを考えさせられる漫画である

たとえば、私の地元はイタリア料理店が大変多く

どこの店が一番美味いかを競うコンペが毎年開催されており

グランプリを受賞したお店の前はいつも混雑している

軽井沢のガイトブックに出てくる定番のコーヒー店も

たまに釣りの合間に訪れはするものの

いつも飲み慣れている「サンガ珈琲」が最高!と思ってしまう

私は、どうせ食べたり飲んだりするなら美味しいものが好きだから

他人が評価した店にわざわざ足を運ぶことはほとんどない(笑)

まして大切なお客様を、ご案内することはしない

食文化のジャッジは紛れもなく、利用するお客様である

そして、美味しいのは何よりも優先される正義だとも思っていた

前述の主人公の藤沢もそんなタイプである

そのためにこだわりの素材から吟味して、お客様に訴えていたのである

さて、芦沢も当初はそんな姿勢を貫いていた

しかし、店内は閑散とし廃業寸前まで追いやられて

お客からの要望で油をどっぷりといれたラーメンにより

お店は復活、カリスマ店長とまで言われたのであるが

それは勿論、芹沢の本意ではない

この物語の最後の対決は王道を行く藤沢が芹沢を僅差で破り決着がつくのであるが

なんとも、考えさせられる物語である

IOSもリールチューンはここまでやるかと手間暇をかけて

カスタムパーツは、ベアリングはもとよりシム一枚にしても

最高の精度を求める。本当はオーバークオリティの品質を見直して

合理化を向上させたほうが最終的には利益は上がるし

継続的安定路線でいくならそれが正しいと思う

しかしそれでは、熱心なIOSファンの期待を裏切ることにならないか?

私の長いキャリアから同業者を見渡して

縮小したり廃業していくメーカーを散々みてきた教訓から

お客様あってのIOSとつくづく思うのである

最近はリールメーカーとユーザーの関係も気薄になり

コミュニケーションも取りづらくなったと聞く

行き先のわからないユーザーは一体どこにいけばいいのだろうか?

そんな時少しでも手助けが出来ればと思っている。

どうぞお気軽に相談してください。どんなことでも構いません。

お盆休み?私にはありません(笑)