最近は18イグジストの整備件数が飛躍的に伸びている
これは以前より購入しやすい値段になったことに付け加え
マグシールド独特の巻き重みに嫌気がさして、一時的にバンキッシュ等の
シマノに移った本来のダイワユーザーが
フルチューンすることで激変する18イグジストに戻っているのがその理由である
18イグジストほど、before afterが大きく変貌するリールも珍しい
金属ボディ、ローターは金属的な響きを併せ持つ超軽量ザイオン
ベース機がしっかりしていると、カスタムとしての伸びしろがしっかり出る
さらに素晴らしいと思うのは、部品構成がとてもシンプルということ
パーツ点数がシンプルだからこそ、個々のトラブルも少なくなる
18ステラは重量感のある金属ローターの初動の巻きだしがなあー?
と思われている方には、フルチューンすることで
ローターの存在を感じさせないレスポンスの良さと
ステラなみのヌメヌメした巻き感が体感出来
ぜひおすすめしたいリールの一つである
確かにマグシールドは、防塵、防水性に優れた素晴らしい機構であり
耐久性を重視する一部のソルトアングラーには評価されている
私もそのようなケースでは闇雲に外そう!外そう!とは推奨はしない
しかし、完全水没のケースでは、マグシールドとて完全防水ではない
水没すれば、水中の圧力よりリール内部の圧力は低いから
水は同じ圧力になろうとし、リール内部の隅々まで侵入しようとする
その後、陸地に上げたリールは、水が内部に入っていても
同じ大気圧下であるので容易には水が抜けてくれないのがその理由
現行のリールで完全防水のリールは限られている
なので、ほとんどのリールは、水没=オーバホールとなるのである
マグシールドリールだからと、水没は厳禁である
これからは酷暑も和らぎ、様々なジャンルが再びシーズンを迎える
現場で慌てない為にも、リールメンテ&リールカスタムを検討するタイミングである
1 SLPでフルカスタムされた18イグジスト、純正のシルバー色から
ブラックアウトされて、雰囲気もガラッとかわっている
2 海中水没した18イグジスト内部、一部オシレーティングポストや
ギアも腐食して虫食い状態となったが
今回はラッピングで対応、ベアリングは総交換実施
今回のリールはFC無しのLT-3000-XHなので
ギア軸受も含めて4箇所のマグシールド機構搭載
言い方を変えればマグシールド機構搭載だから
ここまでで助かったとも言えなくもない。