エリアの駐車場に到着して、砂塵が舞う天候なら

私はそこでの釣りは控えて

山際の風裏にあるようなエリアへ移動する

理由は、帰宅して疲れている体と寝不足にも関わらず

オーバーホールをせざるを得ない状況になるのが嫌だからである

実は砂塵(砂の細かい粒子)は、リールにとって

雨より厄介なものである。

程度によるが、砂塵はリールの隅々まで

サンドブラストの如く、ベアリングの内部深部まで入り込み

その後の回転のシャー音や酷い時はギアのゴロ感まで誘発してしまう

こうなったらオーバーホールしか手はなく

ベアリングの各部の交換、場合によってはギアの交換も覚悟する

水の侵入によるダメージとは根本的に違って

よく乾燥したからと復帰するようなものでもない

確かに各メーカーのシールド構造は水の侵入には優れているが

砂塵(特に砂鉄関連)には未だ弱いのが現状である

イベントでも明らかに砂でやられてしまったリールが持ち込まれる

大抵はローターやスプールの裏に砂がびっちりと付着しており

エアーダスターで除去するくらいしか手がないのである

特にこれからのシーズン乾燥期に入ると、季節風が強く

足場が砂っぽいエリアは要注意である

個人的にはこういったエリアは極力さけるようにしている

エリアの管理人はリールが壊れたからと保証はしてくれない

自分のリールは盗難も含めて自分自身で管理するしかないのである

リールが1日にして壊れる砂塵、大会でやむおえない時もある

仲間との相乗りにもなれば、せっかく着いたエリアで

釣りをしたい方もいるだろうと思うからやむおえない時もあるだろう

そんな時は、最低限のタックルで釣りをされることをお勧めする

ベールをリターンする時にジャリ感があれば

砂が侵入している可能性が高い。放置していると

高価なローター本体+関連部品交換になることもある