クリスマスなので、面白い話をしてみようと思う
ポップヨシムラとは
言わずとしれた神の手を持つ男と呼ばれ
数々のレースで世界のHONDAを打ち負かし
エンジンの供給元HONDAから、嫌がらせで
エンジンの供給を止められても
不屈の精神で数々の勝利を収めたレジェンドである
私がトライ&エラーが日常の仕事をしていく上で
悩み苦しんだ時に、彼の前向きな姿勢が
常に脳裏に浮かんで、励まされるのである
さてと、そろそろこの歳だし、白状してしまうが
私が若い頃、こう見えても発明家を目指した時期があった
独学で特許や実用新案も何件か申請するほどのマニアだった
今思えばなんとも思い上がった奴だと思うが、当時は大真面目だった
さっそく、フイッシングショー等でメーカーに売り込んだり
大手釣りメーカーにもオファーをかけて売り込んだりもした
メーカーからの返答が来た、「当社は開発のスタッフがおりますので
社外からのアイデアは受けておりません」との返答だった
ならば自分で作るしかない!
今思えば、IOSの探究心と唯一無二の物作りの
ハングリー精神はこの時から始まっていたとも言える
当時は打倒大手リールメーカー!と自分に言い聞かせていた
リールを整備して10年過ぎた頃、私のリールオイルは
メーカーの性能分析にかけられて
圧倒的なスペックでメーカーの関係者も舌を巻いたとか
チューンド・リールはメーカーの企画会議のテーブルに乗ったと
後に関係者から聞かされた。地道なイベントを通して
リールオイルの販路を探していた折に
OEM供給という形で(株)スミスに納入することとなった
今ではどのリールメーカーとも友好関係を築いており
打倒とか、敵とかの意識はまるでなく
メーカーあってのIOSで感謝しかないが
挫折、失敗に懲りることなく、いつも前を向きながら
ハングリー精神を維持し続けることにしている