シマノのインフィニティ・ドライブとは
簡単に言えば、ほとんどのシマノリールが
メインシャフト(スプールのシャフト)と
ピニオンギアの内側が一部接触しているのが一般的であるのに対し
ダイワのミドルクラスから上のリールのように
メインシャフトとピニオンギアの内側が非接触型となる構造である
実は最近の19及び20シマノステラSW系に採用されており
巻き重みは当たり前、ゴロ付きも当たり前の旧SWを使ってきたユーザーの中には
その巻きの軽さとスムースさに度肝をぬかれた方も多いことだろう
SWの新旧比較で言うならば、リーリング抵抗は従来比30%減といい
個人的にも軽いなあ〜と体感出来るレベルに仕上がった。
それほどまでに、メインシャフトとピニオンギアとの摩擦抵抗は大きいのである
また、魚がヒットした時の巻き取り負荷も大幅に軽減して
リールの巻きがパワフルになった感覚を覚えた
今巷では時期ステラの話題が囁かれているが
SWで実績がある素晴らしい構造はNEWステラの最大の目玉かもしれないと個人的には思っている
興味深いのはそれほど素晴らしい機構をダイワは04セルテート時代から持ちながら
今更声を大にしてアピールしてないことである。実はIOSも今から10年ほど前より
その低摩擦の有効性に着目し、シャフトの作成、DLCなどの各種コーティング技術なども含めて
非接触型のフルフローティングシャフト化を進めている
当初は軽い気持ちで実施した企画もかれこれ10年の歳月が経ってしまった(笑)
これがまあー失敗の連続で・・・
つづく
1 シマノ19バンキッシュのピニオンとシャフト
接触型だけに、適正なクリアランスを保っている
リールの耐久度は高いが、金属同士の接触だけに
オシレート抵抗や巻きの質感が構造上気になることがある
2 ダイワのピニオンとシャフト、フルフローティング構造だけに
大幅に隙間が生じている、ピニオンの両支持は
樹脂ブッシュにてシャフトを支持する構造
リールの巻き強度を十分考慮して設計する必要があるが
ダイワの巻きの軽さとスムースさの一因にもなっている
3 大失敗な(笑)新旧シマノのリールのメインシャフト。時には
DLC(ダイヤモンド・ライク・コーティング)から
ありとあらゆる処理をシャフトに施した
どれほどのギアが犠牲になったことか(笑)