リールを動かした時にジャリジャリしたことはないだろうか?

ここの所関東地方は冬季の乾燥期になり

現場では大風や突風が吹くことが多い

元々関東地方の地表は関東ローム層といって

粘土質が混ざった土で構成されている地域が多いから

いざ、乾燥してしまうと、その微細な砂が風に乗って

リールを攻撃してくるのである。

勿論海も砂の宝庫、風も当然吹く。

たかが風、されど風。一般的に敬遠される雨より

リールにとって辛いのが砂埃である

雨は比較的上からリールに侵入してくるので

リールの構造上割と強くはなってきた

しかし、風に乗っての砂塵ともなれば

様々な方向からリールの細部にその風圧により侵入してくる

一番ダメージを受けるのは、実釣で使っているリールより

使ってないリールスタンドに立てかけてある使用頻度の少ないリール

これらが突風に乗って砂塵が一気に舞い込めば

現在のシールド技術であってもひとたまりもないのである

その結果、特にベール周りの開閉時のジャリ感

ラインローラー やハンドルノブなどの異音

最悪リーリング時にジャリジャリしてきたら

ベアリングの内部に砂が浸透している可能性が高い

特に軸受にオープンベアリングを採用しているリールは弱く

水没なみのダメージを被ることも少なくない

こうなるとオーバーホールしか手はない。

そうなってしまって、どこかのリールの整備屋を儲けさせる前に

まずは、使用後はエアーダスターでしっかり砂ホコリを払い

極力水拭きをして汚れの付着を除去するしかない。私自身

便利なエアーダスタースプレーは車の中に必ず入れている

最善の方法は、風の日はリール持ち込み台数を少なくするか

シャワーキャップなどをリールに被せるなどして

防止策を講じることである