ダイワは昨今のリールの軽量化を進めてる時代の流れに逆らうように
イグジストや先のルビアスエアリティ、そして19セルテートに
金属ハウジングを採用してきた、少し前にはザイオン推していたメーカーにも関わらずである
今後のダイワはボディは信頼と剛性の金属、それほど荷重もかからないローターは樹脂と
住み分けを明確に最大の効果を狙っていることは私にとって歓迎出来る
04の時代から川やシーバスで使い込んでる初代リアルフォーのセルテートにも関わらず
最新モデルの、ちょっと丸みを帯びているボディに抵抗があるという理由で
正直触手が伸びなかった時もあった。しかしシマノの年々加速する樹脂化の流れと
デリケートなマイクロモジュールギア、そしてユーザーから気軽にメンテナンスの楽しみを遠ざけるかの
ブラックボックス化されたシマノリールに少々嫌気がさしいるのも事実である
19セルテートは金属モノコックボディの剛性感とディスクレンチ一発でギアへのグリス塗布から
簡単なギアシム調整、単独でギア本体さえも脱着可能な類まれな利便性は
長期にわたって安定した性能を要求する、年間釣行日数3桁を超えるような
高頻度釣りアングラーには必須事項だと思っている
早速19セルテートをカスタムパーツとベアリング交換のフルチューンを実施
もちろん、簡単なメンテならサイドカバーをIOSディスクレンチで開放して
ギアにIOSギアグリス、その他のシャフトや可動部にIOSオイルを塗布するだけで
マグシールドは残しつつ、しっかりとメンテも出来るところが嬉しい
グリスアップ用の便利なシリンジ&ニードルは、高品質なテルモ社製
i-worksより( https://i-works.shop)近日発売予定
そして、これだけでテイストが一気に激変してくるのは
ベースとなる体幹がしっかりとしているからこそ、早速使ってみたい気持ちにかられるが
季節的に極寒ともあり、広島の向井モニターに耐久テストを託すことにした
彼なりに、大小の魚から最大、ハマチクラスを何匹かヒットさせた
その後のリール内部を検証、興味深いのは遊漁船の船長という立場から
頻繁に海で酷使したにも関わらず、ギアはほとんど異常がなく驚きの耐久性に驚愕したのである
ドラグ耐力10kgは伊達ではないようである
それならばと、犀川で導入してみようという気になったのである
合わせるロッドも気分一新、偶然にも大手量販でみかけた
ダイワ・ピュアリストに一目惚れ。天然木のリールシートが美しく
軽さと独特のトルク感は、固く曲がらない高弾性に疲れてしまった私には懐かしくもある
さらには操作初期はファーストでいながら、負荷に応じて荷重がスムースに移動し
2ピースの最大のウィークポイントであった
遠目でジョイントの部分が特定できないほど素晴らしさは
ワンピースと見間違うほどのベンディングカーブ。ジョイント部の作り込みによりによるもの
昨年まで採用していた、7〜8万円もする高価なロットと比較しても
全て断捨離するくらいのクオリティが実売8.3フィードで2万円を切る価格で実現
ショートロッドなら1万円の前半でお釣りがくる!
これでー!?と何度もプライスカードを見直した位である
このクラスで期待してなかった肝心なロッド感度は
高感度ラインローラー ダイレクトを装着していることもあり
川床に転がしたスプーンの動きが明確に伝わったのには驚いた
おかげで今回の釣行では、ルアーロストゼロとなった
確かに値段が高いロットはいいものであるという、概念は大筋では間違ってないと思う
しかしながら、過去に数百万もかけて様々なロッドを使い倒して、家に竿部屋まで作って
あげくの果てには、様々なブランクスを輸入して様々なカテゴリーのオリジナルロッドを作って来た授業料として
値札で判断することなく、少しはロッドを見る目が付いてきた気がする。今更ながら高い授業料である
それらの新規タックルで挑む今年の犀川の準備は深夜までかかってしまった
その様は、久しぶりの犀川に遠足にいく小学生気分
ルアーのセレクトもあれもこれもと、ベストに入れてしまい
ベストもパンパンとなって大変なことになってしまった
次回はいよいよ実釣編です
1 フルチューンだけがメンテではない、オイル&グリスを塗布するだけでも質感は向上する
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2 最近はラパラのタガが外れて、メーカー問わず使うルアーも自由になった
しかしながら、ラパラレスの反動からか、他メーカーのルアーがよくわからないという後遺症(笑)
3 今回安曇野で使うカーディナル3iと19セルテート2500H
ロッドはダイワ・ピュアリスト。操作性重視のファーストテーパーの腰ながら
荷重に応じてスムースにベンディングカーブが移行する
口の柔らかなトラウト類には最適だと思う
軽くてよく曲がるロッド、特にショートロッドの仕上がりが素晴らしい