昨今のテレビ番組を見ると
こだわりの食材を使ったグルメ番組のいかに多いことか
そして、釣り業界にも拘りましたと言われる製品のいかに多いことか
私はいつもこういった内容をみると疑問に思っている
IOSが創業以来コダワリの広告を出してないのは
業績を伸ばして、背負うものが多くなることで
多忙になってしまい、好きな釣りに行けなくなってしまうという理由もあるが
コダワリというものが、経営面で邪魔な時が往々にしてあるからである
えっ!コダワリのメーカーじゃないの?と思うかもしれないので
誤解のないように言っておくが
私にとってそれはわざわざ人様に言うものでもないからである。
私のコダワリとは、さらに良さそうなものを常に探しに行くことであり
今より理想的に優れているものが見つかった時は、既存の取引メーカーだろうと
今までのやり方だうろうと、温情を捨てて、コダワリをとっとと捨てることが
またコダワリでもある(笑)そうでもしなければ新しいことは見いだせないし
時代に取り残されてしまう。そうやって苦労して
コダワリ抜いて作っても一度作りあげてしまえば過去のもの
経営面から究極な表現をすると停滞は後退。
むしろ私はこれからの製品開発案件にとても興味を惹かれる
釣業界も含めて産業界は日進月歩、実にシビアで厳しいものである
釣り人間が様々な観点から、その時代に即した製品を評価する
メーカが自身満々に素材や開発費をかけた自信作であっても
性能に見合わない高額で、製品にオーラがなく
デザインが悪くて、アカンかったらそれはアカンなものである
わかりやすく言えば、美味いラーメン屋の看板は
美味いという文字がないのと同じで(笑)
付き合いがあるからと不味いラーメン屋に私は行かない
職業柄ありとあらゆる業種を経営している方とお付き合いがあるが
トップを走っている会社の社長ほど、既存の概念を常に疑い
時代の流れを見据えてコダワリを意図的に避けているように思える
逆に言えば、業界から取り残されたメーカーほど
過去の栄光と名声とコダワリにがんじがらめになっていることが多い
同じコダワリなら、もっと柔軟な方向に向かってほしいものである
釣り店舗にもそれが言える、古い体質を全て悪いとは言わないが
つまらないガチガチなコダワリなら無い方が事を進めやすいのは確かである
1 元祖秒速!猫の手IOSリリーサー。再販に向けて最終調整中
ちょい悪オヤジが身につけてサマになる、リリーサーって
意外と少ないことにハッとしたのがその理由
2 次期ラインローラー インパクトはステンレス製
磨きとディンプルの処理も最終調整に入った
耐久性を重視するソルトアングラーには朗報である