さて、アクリスタ2の開発進捗である

現在ライナーのデザインと寸法の位置極めの検討中である

対象ハンドルは、シマノ、ダイワとファンネル系

こっちをとれば、あっちがつかずの悩ましい日々

ヒラメキは宝、机に向きあって突如湧いてくるものでもなく

釣りをしている時や寝ている時に突如としてアイデアの波が押し寄せてくる

ライナーパイプだけでも、毎日試作を繰り返し

公差をどうするのから始まり、アールがどうだの

長さをこうするとアールがこうなるだの

開発の奥深さと自分の能力の限界を試されている日々

現在の心境は、兵法で名高い宮本武蔵が

霊厳洞に籠って五輪書を著した心境が爪の垢ほど分かる気がする

さて、旧アクリスタ の縦横の構成比には

数々のシークレットが隠されているのをご存知だろうか?

そのうちの一つが白銀比の採用

一般的に美しい比率として1:1.618の黄金比が有名であるが

実は日本人がもっとも美しく落ち着いたデザインと感じる比率が

1:1.414の比率をもつ白銀比である。これらの比率は

古来から国内の寺社建築や仏像の顔、日本絵画などに採用されている

アクリスタ を例にとると、最も幅のある部分が22.25mm

横の長さは31.5mm、これは白銀比の計算値31.46mmの近似値に近く

日本人がもっとも美しく感じる比率に限りなく近く

未だ人気が衰えず愛用者が多い、アクリスタ のシークレットの一つである

それはとりもなおさず、大手メーカーが機能的な

アプローチでハンドルノブを作り込むのに対し

IOSは趣味という特殊性を考慮した、機能美という

美的アプローチを常に意識しているからに他ならない

今回のアクリスタ は機能的に精度を飛躍的に向上し

防塵防水対策を施す検討を同時進行でしているが

やはり最後のカギは見た目の美しさではないかと思っている。

1 開発中のアクリスタ 2のライナー

 ソルトやバス、ストリームなどのヘビーユースも考慮して

 少し大きめ、旧タイプの角ばったライナーに対し

 より女性的な曲線を描くのに1年の歳月がかかるとは・・・

2 思い立ったら深夜でも朝まで続行。独特のカーブと構成比

 そしてサイズ感のインスピレーションを感じたら即具現化

 デザイン性を損なわずに、3種類のメーカーに対応する高度な汎用性も考慮する

尚、アクリスタ2の発売時期は現在未定です。