もうすぐ9月というのに昨今の猛暑には本当に悩まされる

ボートで水上に出て金属部分やオモリを触れば

即火傷しそうになるし、なによりびっくりしたのは

ロッドに装着してあるフックキーパーのゴムが

みんな溶けて飛び散ったことである。

信頼している国産の製品だけに、衝撃を受けた

 

さて、そうなってくるとリールのダメージはどうか?

現在バスでメインで使用している、18イグジストや

ゲスト用の17セオリーについての話をすると

フルチューン整備してから、既に4年経過している

メンテは数回の釣行毎に、可動部はIOS-01を

ドライブギアにはIOSギアグリスを塗布し

スプールのドラグワッシャにはしろくまを塗布する位で

ほとんど全バラは一度も無し(笑)

特に17セオリーはそれこそ、オールラウンドに使われ続け

極寒期のエリアから、ソルト、北海道からバスやエギング

時にはライトショアジグまで酷使されているリールである

正直、ゲスト用だし、落とされたり、水没されたりと

壊れても仕方ないと思っていたが。そこはさすがに

ザイオンボディと15イグジスト系のギアだけあって

前述の殺人的に暑さの中でも、違和感なく使えている

それでも4年である、リールのご褒美にと

セオリーや18イグジストをバラしてみた

ギアはほとんどダメージなく、綺麗にアタリがついている状態

組み上げ後は、さらに質感が向上して、まだまだ使えるレベル

 

リールを長持ちさせるコツは何ですか?と良く聞かれるが

バンバン釣りに行って、きちんと全バラでなくても

日頃のメンテナンスをすることですよ!と答える

釣りに行ってギアは磨かれるし、良いオイルとグリスで

リールはご機嫌なのである。

まあーこんな話はIOSのユーザーなら、耳タコの話である

それには簡単にメンテ出来る構造がとても重要なのである

そんな構造なら、ハンドルのガタつき調整もやりやすいのである

もっとわかりやすく言えば

 

「これからはメンテ性に優れたリールを買いましょう」となる

 

昨今のリールの中にはブラックボックス化が進んで

ユーザーに余計なメンテをさせて

リールの調子を悪くさせるくらいなら、有料だけど

全部メーカーでやりますから!風潮になっていて

オーバーホールは勿論、新品リールなら

数ヶ月で現れるハンドルガタ調整も有料である

 

リールをメーカーからもらっている影響力のある人間も

メディアを通じてリールはノーメンテで十分

オイルやグリスは純正でいいですよ!と言っている。

そこはリールを支給されているか、

リールを自腹で買っているかの立場の違いとなり

壊れるまでノーメンテで使って、あとで新品買えばいいという考えのは

リールメーカーとしては理想的なユーザー像なのである

 

18イグジスト、フルチューン4年経過のギア。月間釣行は10日以上

 

18イグジストや19セルテートはサイドカバーをIOSディスクレンチ1つで開けると

ベアリングからギアまで外れて、可動部にしっかりとオイルやグリスが塗布出来る

その際にハンドルのガタつき調整も可能になる

 

17セオリー以降のサイドカバーが3箇所ビスで止めてあるリールも

ビス3点を外してカバーを外せば、18イグと同様なメンテが可能になる

 

まだまだ暑い日がつつぎます、皆様にはくれぐれもご自愛ください