「リールも夏バテ!?」

人は季節の変わり目に体調を崩すように

リールも季節の変わり目に違和感がでることがある

その代表格は樹脂と金属のハイブリットリール

膨張率が違う2種類のマテリアルを組み合わせるので

温度変化に対する扱いがなかなか厄介

只今整備中の、19バンキッシュのボディは、夏場にやられたのか?

+公差が大きめ、メインシャフトはコーティングを考慮しても

-公差が大きいんじゃないかな??とブツブツ独り言

しかし、IOSの治具達は、腹減ったーとか

コーヒー飲みたい!!なんていうワガママ等は一切

文句言わずに寡黙にコツコツと仕事をこなしている

前述の通り、樹脂リールのボディは気温差で

寸法変動が大きく、夏のワンシーズンにボート上で

過ごしたリールほどダメージが大きい。なので

こちらに入庫の際には25度で安定させてから作業を始める

オールドアンバサダーやカーディナルから

最新の21ルビアスエアリティまでなんでも来いのIOS

他の業者で整備したリールもお気軽に御相談ください

夏バテ気味で大活躍したリールにご褒美を!

 

 

頑張ってる治具達、これから修正作業に入るところ

とても地味な作業だけど、リールが調子よくなり

お客様が喜ぶと思えば嫌いな作業ではない

 

 

知る人ぞ知る、ローターナットカラー

新旧のシャフトの摩耗度や

シャフトの精度にあわせて何種類かを選択する

また、同じ機種であっても、新品や使用年数

そして製造ロットにより変動するので市販化は難しいものの

ベストなセッティングをすることで

軽巻きかつ、ヌメヌメなリトリーブが実現する

それにしても、マイクロメーターの数字って

目盛りと比べて結構アバウト(涙)

世界のMitutoyo信じてるのに・・