前回のつづき。
復元すると水鳥2羽が向い合うこれを型捺し陰刻する長さ12センチ、横10センチ、高さ6、7センチで上面がわずかに凹む箱形の枕と、福岡県筑紫郡太宰府町の蔵司跡の井戸から縦1.5センチ、横6センチ、厚さ0.3センチの唐三彩の一手法である絞胎陶の枕の破片。
さらに京都駅八条口南側から地下鉄の工事中に、これの欠けらが兄つかり、また愛知県猿投山古窯跡から十一世紀のものと見られる大形のものが、そして最近、奈良市法華寺町の平城京左京ニ条ニ坊に当る地から約ニセンチの小片が発掘された。
これは大安寺出土と同じもので、一辺約一センチの四弁花文のスタンプが押され、地は緑紬で花弁は褐粕で縁取り、弁内は白粕。
これで六例が見つかったことになる。