7月、私達はもう一度やり直せた。
でもまた終わってしまった。彼は年齢を考えると結婚や子供は視野に入れられなかった。私はそれでも良かった。でもそれって、彼が誰かを本当に愛したらそんな理由はなくなるってわかってしまったんだ。

私の幸せってなんだろう。彼の幸せも。

こんな終わり方、、、

仕事以外の需要と供給って難しい。

昨日のランチ。

お腹も空かず、本屋さんにでも行こうとすると

交差点で話しかけられた。

イヤフォンを取って横を見ると、Beethoven みたいな髪型のイケメン!!

 

道を聞かれたが、最終的にはそれが「手」であったように感じる。

何はともあれ、別れ際に名刺を渡されたので、数時間経ってから

連絡をし、来週ディナーをすることになった。

 

”KING”が自国に帰ってからの予定だ。

 

"爽やかItariano" が最初に提示した今週も全然会えた。

でも、敢えて来週にしたのだ。

もし傷ついた時の為に来週を促した。

 

真直ぐに自分に自信を持って、顔を上げて歩いていれば良いこともあるものだ。

 

その日、ひょっとしたら、

運命の人と出会えるかもしれないじゃない。

その運命のためにも、

できるだけかわいくあるべきだわ。

Coco Chanel

 

一昨日起きたら、”KING” から着信があった。

来日して1週間だ。

そう、”J” とのデートを了承したのも、それが理由だった。

 

少しの期待を抱いて、『電話した?』とメッセージ。

数時間後、『ごめん。間違え。元気にしている?』

 

「、、、ふ・ざ・け・る・な!!」

これは心の声で、以下返信。

 

7/4(火)

”ME”  『元気だよ~。楽しんでる?』

 

”KING” 『はいよ~、仕事決まった?』

 

”ME”  『はい』

 

7/5(水)

”KING” 『おめでとございます。

      成功になるように。
            魅力女。
      何かあればいつでも言って。
     恋人じゃなくっても大事な人だから』

”ME”  『意味はわかりました。
      今は、間違いの電話とか社交辞令とかボディーブローを受ける心は持っていない       の。受け流さない毎日はとても素直に過ごしています。
      だから優しい言葉だけはいらないよ。ありがとう。』

”KING” 『 残念。最後までお互い様に理解が必要。
      私が言いたいことは”ME”の力に成ります。困った時があれば教えて・・・だけで         す。』
”ME”  『御気遣いありがとうございます。』

7/6(木)

”ME”  『今ね、全ては"PURA VIDA"の精神なの。

     今までの自分も思い出も大切だけれど、一度フラットにしてシンプルに自分に素直に     楽に過ごしています。
     そのうちお茶でも出来たら嬉しいとは思っている。でも困った話が聞きたいとか
     だったら難しいと思う。
     ”KING”が言っている意味はそういう意味ではないよね。

     困った時に相談したい相手は親しい人だと思う。
     「親しい」というのは心が近くて、もし何も言わなくても表情とか何か感覚で
    大丈夫か心配に思い合える相手だと私は思っています。
     何も言わないうちは、相手を信用して信じて余計なことは言わない
     それがお互いにとって大事な人とか友達であると思う。
     私は、”KING”の周りにいる女性のように貴方を利用することはありません。
     困った時に相談出来る相手だとしたら、それは信頼関係が築けた時でしょう。

     私は、ずっとそういう考えです。
     人間関係というのは、信頼でしかない。
     だから言葉やお金よりもはるかに難しいものです。
     気持ちはお金で買えても、心は買えません。

     それを本当に知って欲しかった。
     だから、「困った時があれば教えて」という言葉は嬉しいけれど
     今は、私にとってはただの優しい言葉でしかない。現実味が無い。

     私は、そういう自分の感覚で”KING”を大切な人だと思っています。
     ただ、それは貴方にとって物理的に何かを与えたり利益を生み出したりすることは
     出来ません。
     そして、その目に見えないものをサービス化して自分の利益にしようとも思いません。
     ただの人間関係の中で自然に生まれるものだと思っています。』

7/7(金)
”KING” 『明日の夜、ビール飲まない?条件有り:喧嘩なしで。
      冷静に話したい。』

もう、お分かりでしょう。
土曜に会ったのです。

終りがあると理解していても始まってしまう恋。

彼は楽器奏者。日本へは楽団のツアーで来ている。

今朝彼は都内から国内の違う場所へ移動し、明日は海外に行ってしまう。

 

出会ったのは日曜日。

行きつけのバーにふらりと現れた彼。

英語が堪能でない私だが、音楽の話で盛り上がった。

そして今風にFacebookで連絡先を交換した。

彼はコンサートに招待してくれようとしたが、直前の日程であり

満席で取れなかったのだ。

 

その連絡が来たのは翌日、彼は謝りと共に当日仕事はオフだから会えないか?と

聞いてきた。生憎、仕事でお断り。

”J”  『コンサートの後会えない?さよならの乾杯でも』

”ME”『近くまで来れるなら』

まだ”KING”の傷が癒えない私は迷い渋ったが、最後には了承した。

 

そして、2日ぶりの再開。

コンサートの話から、とても楽し会話と食事、お酒を楽しんだ。

そしてKiss、、、!?

 

別れが惜しかったが、約4時間のプラトニックなデートを終わりにして帰宅した。

最後のKiss、涙が流れていた。

マンションのエントランスまで送ってくれた彼。エレベーターまで追いかけてきた。

そして本当に最後のKiss。

 

翌日、台風の影響を気にしていたがピーカンだった。

”ME” 『なんて良い天気』

”J”   『昨日は素晴らしい夜だった。何年も恋をしていなかったけれど、昨夜僕はそれをした。』

     『私達、、、』

”ME” 『私にとっても良い夜だった。ありがとう。コンサートツアー楽しんでね!』

”J”  『今、東京を離れるところ。そして今まで日本で会った一番美しい女の子を置いて去ろうとしているんだ。』

”ME” 『、、、』

 

終わった。

そしてとても純粋でロマンティックで素敵な恋だった。

 

ありがとう ”J” 。

私は、彼の「世界のBeautiful girl コレクション」に日本代表として残れるよう

美を惜しまないことを心に約束した。

まるで"オペラ座の怪人"のようだ。

 
何故隠れる?
 
私はバツイチ。
生きたくない。
傷物。
その名の通り暴力を受け続けた傷物。
バカだし弱かった。
彼が全てだった。
彼が「死ぬ」と言って家を出たら、酔って帰っても朝まで探した。
 
大事だった。愛していた。
私を正面から見てくれた。
彼が全てだった。殴られて死にそうになっても愛していたんだ。
何故?
わからない。とにかく大好きだった。
 
もう今誰に会いたいのかわからない。
"Y"、"YUSUKE"。
 
私が離婚後、あなたを思い出した回数と貴方が私を思い出した回数は違う。
 
どんなに周りが皆がそれでよかったと言っても私は逃げたんだ。
 
でもね、彼が私を愛していたんじゃない。
自分を愛していたんだ。
 
結局、私は誰にも愛されたことがない。