映画「ヴィクトリア女王 最期の秘密」を観ました。
英国のヴィクトリア女王と
インド人従僕アブドゥル・カリムとの
交流の物語。
予告編を見て、
意外な取り合わせの二人の
ハートウォームな交流の物語なのかと思っていましたが
・・・実話だったんですね〜
前半には笑っちゃうようなシーンもありましたが、
予告編から想像したような
「ハートウォームな物語」ではなく、
ヴィクトリア女王のアブドゥル寵愛を
だれひとりとして受け入れることがない
なんとも切ない物語でした。
まぁ、現実とはそういうものですよね。
ヴィクトリア女王逝去後に
息子であるエドワード7世によって
アブドゥルと女王の親交の証拠となるものは
すべて焼かれてしまい
後年、アブドゥルの日記が発見された。
ハートウォームな作品なのかと思った要因には
女王がアブドゥルに興味を持ったきっかけが曖昧だったり、
アブドゥルの人物像がうさんくさいというか
善人なのか計算高いのかよくわからないので
リアル感が薄かった(=実話っぽくない)印象だったからかな
と思うのですが、
史実を裏付ける資料がほとんどなくて
アブドゥルの日記を元に作られたのだとしたら
それもある意味納得かな。
それにしても
ジュディ・ディンチ
久々に彼女の出演作品を観ましたが、
さすがの存在感です。
素晴らしい。